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問題視されるグロージャンのドライビング「ルールを知らない素人同然」と元F1ドライバーが痛烈批判

2020年8月6日

『Channel 4」の解説者を務める元F1ドライバー、マーク・ウエーバーは、F1イギリスGPにおいてハースのロマン・グロージャンが見せた防御の動きを批判、F1のルールに従って行動するべきだと発言した。


 2度目のセーフティカー導入中にほとんどのチームがピットストップを行うなか、ハースはグロージャンをステイアウトさせた。そのためグロージャンはライバルのマクラーレンやルノーなど中団チームのただ中で戦うことになった。


 この戦略によってグロージャンはカルロス・サインツJr.やダニエル・リカルドとトップ10内で戦ったが、サインツJr.はグロージャンの予測しづらいドライビングを「とても危険」、リカルドはグロージャンは「挙動不審」と、それぞれ批判した。


 スチュワードはグロージャンの行動をとがめ、ブレーキング中の進路変更について黒白旗を出し、レース後にも警告を発した。


 ウエーバーはグロージャンの防御戦術について批判的で、キャリアが長いにもかかわらずグロージャンはいまだに“グランプリで重要なことは何か”を理解していないと主張した。


「彼が交戦規定を理解しているとは思えない」とウエーバーは『Channel 4』に語った。


「防御をしている際に、非常に遅い段階になってから進路を変える。彼はマシン1台分のスペースをイン側に残していると言っている。そうかもしれないが、高速走行時にコースの真ん中でウィービングしている……。もっと早い段階で動いて意思表示をするべきだ」


「グロージャンはホイール・トゥ・ホイールの戦いに関し、現在のグランプリでは何が重要なのかについて、とんでもない誤解をしていると思う」


「彼はマックス・フェルスタッペンの過去の動きに言及していたが、それは過去のことであり、我々は前進しているのだ。彼はGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の会長だ。ルールを知っておくべきだ」


「私にしてみれば、グロージャンはF1においてほとんど素人だ」


 グロージャンは自身の行動について謝罪はせず、トップ10圏内の順位を守るためにいつも以上の努力をしていたと説明した。

ロマン・グロージャン(ハース)
2020年F1第4戦イギリスGP ロマン・グロージャン(ハース)

「僕たちはいつもレースで6番手や7番手を走っているわけではない。防御するためにできることすべてをやらなければならなかった」とレース後にグロージャンは語った。


「何年か前に、マックス(フェルスタッペン)の防御の仕方を受けて、ブレーキング中に動いてはいけないというルールを整備しようとしていた。でも何のルールも施行されなかった」


「だから僕は限界を少々押し広げた。警告を受けたけれど、僕は何も後悔していない。ベストを尽くそうとしたんだ」


 またグロージャンは、サインツJr.が彼のドライビングを「危険」と位置付けたことについても反応した。


「危険な走行? 僕が危険な走行をしていなかったということについてなら、議論できるよ。なぜなら僕は常にマシン1台分の幅を空けていた。だからいつだって他のマシンが僕の隣につけることができた」


「その点については少し明確にした方がいいだろうと思う。それにF1から“ドライバーたちにレースをさせる”という考えを排除したくはないと皆が思っている。僕たちは戦って激しくプッシュすることを望んでいるんだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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