最新記事
- デビューシーズンに向けたキャデラックの取り...
- 2026年のF1スプリントカレンダー発表。6戦を...
- キャデラックF1のリザーブドライバーは未定。...
- MOTULが50年ぶりにF1参戦へ。2026年からマク...
- 角田裕毅とローソンの接触に対する私見。フェ...
- サーキット・オブ・ジ・アメリカズ、F1とWEC...
- 【角田裕毅を海外F1解説者が斬る】レッドブル...
- 契約延長を目指すモンツァ、アップグレード作...
- 「これが最後のチャンス」夢のF1参戦を目指す...
- クルーの懸命な作業に報いるハジャーの表彰台...
- F1アブダビテストで、現行車と2026年タイヤ装...
- アントネッリ、母国で9位入賞もスタートでの...
【気になる一言】ルノーはなぜブレーキダクトを抗議の対象にしたのか。「内部は写真を撮影しただけでは分からない」
2020年7月21日
第3戦ハンガリーGPの金曜日に行われたFIA会見は、開幕2戦と同様にチーム関係者が3名ずつ参加し、2グループに分けて行われた。
すでに第2戦シュタイアーマルクGPの時点で10チームの代表とホンダの田辺豊治(F1テクニカルディレクター)、ピレリのマリオ・イゾラ(ヘッド・オブ・カーレーシング)も参加していたため、ハンガリーGPの出席者が誰になるのか注目されていたが、なんと、レーシングポイントのブレーキダクトに抗議を出したルノーと、抗議を出されたレーシングポイントが同じグループだった。
ルノーから出席したのは、エグゼクティブ・ディレクターを務めるマルチン・ブコウスキー。変更の理由は明かされていないが、当初はシリル・アビテブール(マネージングディレクター)が出席する予定だった。
レーシング・ポイントから出席したのは、当初の予定通りオットマー・サフナウアー代表だ。ブコウスキーとサフナウアーは、ブレーキダクトの合法性に関して、激しい論戦を繰り広げた。
まず、なぜ抗議したのかについて、ブコウスキーはこう熱く語った。
「このスポーツは10チームが平等に戦う素晴らしい機会が与えられている。したがって、ほかのチームからパーツを買って自分たちのマシンで使うことは許されていないと我々は考えている」
「だから、何が許され、何が許されないのかをいま明確にすることは今シーズンだけでなく、来シーズン、将来のF1のことを考えて重要なことだと考えた」
さらに「なぜ、抗議したのがブレーキダクトだったのか?」という質問に対しては次のように回答した。
「ブレーキダクトというのは現在のF1マシンで重要なパーツだからだ。ブレーキを単に冷却するためのものでなく、空力にも大きく影響を与え、タイヤの温度管理にも利用されている」
「さらにブレーキダクトは外見だけでなく、内部のデザインが重要となり、内部は写真を撮影しただけでは分からないからね」
つまり、ブレーキダクトが最も違法性を指摘しやすく、かつ、もし違法だった場合に相手に与えるダメージが大きいパーツだというわけだ。
これに対して、サフナウアーは次のように主張した。
「我々は要求されたすべての証拠を提出するつもりだ。確かにブレーキダクトの内部は、写真からは分からない。だからFIAがパーツの比較をすれば、ブレーキダクトは我々が独自に開発し、設計したことが分かるだろう」
ちなみに、もうひとつのグループでFIA会見に登場したメルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは「FIAから求められたため、昨年の我々のブレーキダクトに関する情報を提出した」ことを明かしている。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
9/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

