【気になる一言】「高速コーナーをほぼ全開で行ける」圧倒的な速さを見せたW11はメルセデスの最高傑作
2020年7月19日
今年のハンガリーGP予選は、メルセデスがフロントロウを独占。昨年、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がポールポジションを獲得したタイムである1分14秒572を、Q2の時点でルイス・ハミルトンだけでなくバルテリ・ボッタスも上回る圧倒的な速さを披露した。
これでメルセデスは開幕戦から3戦連続でポールポジションを獲得。ハミルトンは「今季のマシン『W11』は、メルセデスがこれまでに生み出したF1マシンのなかで、最高傑作の一台だ」と称賛している。
予選後の会見では、最高傑作の一台であるW11について、具体的にどこが良いのかという質問が飛んだ。
「最も大きく進化したのはハイスピードコーナーかな。ターン4、ターン8、そしてターン11が昨年から向上している。特にターン11がすごい。ただ、それ以外にも、サーキットのすべてのエリアで改善されている」
「つまり、低速から中速コーナーも速くなっていて、ダウンフォースを発生させるうえで空力の効率が良くなっていると思う。だから高速コーナーが速いんだ。昨年は高速コーナーで少しアクセルを戻していたけど、今年はほぼ全開で行けるんだ」
そして、ハミルトンは「そのマシンを作ったのは、組織の力だ」という。
「すでに昨年のマシンもかなり良かった。それでも、シーズンを通して、あるいはセッションごとに、僕たちはバルテリ(・ボッタス)も含めて、エンジニアたちとマシンを常に改良し続けてきた」
「それはグランプリの週末だけでなく、レースのない週にもファクトリーで多くのミーティングを行った。お互いが刺激し合い、信じ合うことで、僕たちは強い組織となり、そして、最高傑作とも言えるマシンを作り出したんだと思う」
高速コーナーで強さを増したというW11だが、低速サーキットと言われるハンガロリンクでも圧倒的な強さを見せた。今年のハンガリーGP予選でのポールポジションは、最高傑作に相応しい走りだったといえよう。
そして、低、中、高速コーナーで速さを増したメルセデスW11には、現時点では向かうところ敵なしというところか。
(Masahiro Owari)
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| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


