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ハミルトンがコースレコードを樹立し90回目のポール獲得。レーシングポイントが2列目独占【予選レポート/F1ハンガリーGP】
2020年7月18日
7月18日現地時間午後3時、第3戦ハンガリーGPの予選が行われた。
気温は18度、路面温度は27度と低めのコンディション。降水確率は90%だが雨は降っておらず曇り空の下でのセッション開始となった。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は前戦のQ3同様に2分前という早いタイミングでピット出口に並んで先頭でコースイン。前がクリアな状態で早めにタイムを出そうという狙いが見て取れる。
Q1は各車ともソフトタイヤでアタックを行い、FP3でもトップタイムを記録したバルテリ・ボッタス(メルセデス)が1分15秒484でトップに立ち、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が0.097秒差の2番手、ランス・ストロール(レーシングポイント)が0.273秒差の3番手、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)が0.386秒差の4番手に付け、5番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)、6番手に0.652秒差でフェルスタッペンとなった。
1回目のアタックを終えた段階で最終コーナー方面から小雨がパラつき始め、タイム更新は難しい状況となった。コース上にはトラフィックも多く、コースインが遅れたルノー勢はタイム記録に苦労しながらもダニエル・リカルドが6番手タイムを記録し、フェルスタッペンは7番手に後退した。アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は低速コーナーでのスタビリティを欠いたマシンに手こずり、大接戦の中で首位から1.062秒差ながら15番手と低迷する。
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)は0.926秒差の12番手に付けるが、1回目のアタックランを終えたところでパワーユニットのトラブルを訴えてピットガレージに戻ったが、大きな問題ではなかったようだ。
残り5分を切ったところで各車が2回目のアタックへと向かう。
まずジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)が16番手から3番手へと大きくタイムアップ。セルジオ・ペレス(レーシングポイント)は1分14秒681を記録してトップへと浮上、ストロールも2番手につけた。
フェルスタッペンは最後のアタックで8番手、アルボンは11番手でQ1突破。ラッセルは9番手、ニコラス・ラティフィが1番手でウイリアムズ勢は2台揃ってのQ2進出。16番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、17番手ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)、18番手ロマン・グロージャン(ハース)、19位アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、20位キミ・ライコネン(アルファロメオ)と、ハース勢とアルファロメオ勢が揃ってQ1敗退となった。

Q2では決勝スタートタイヤを睨んでメルセデスAMG勢とレーシングポイント勢、ルノー勢がミディアムタイヤでQ3進出を目指す。
ここでハミルトンは1分14秒261でトップに立ち、2番手ボッタスは0.269秒差。しかし同じミディアムのレーシングポイントは1秒差で7番手・8番手に留まった。3番手にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、4番手にアンダーステアを訴えるフェルスタッペン、5番手・6番手にはマクラーレン勢が入る。アルボンは1.454秒差で13番手に沈みQ3進出が危うくなる。ガスリーは9番手に滑り込んだものの、「今度は大きな問題が起きている」と再びパワーユニットの問題を訴える。ミディアムのリカルドは10番手につけた。
各車とも残り3分まで待ってコースイン。レーシングポイントはここでもミディアム、リカルドはソフトに履き替えてコースへ向かった。
ここでルクレールが3番手、ノリスが4番手に浮上し、ストロールは7番手、ペレスはタイムを更新できなかったが9番手でQ2突破を決めた。フェルスタッペンは最後に3番手に飛び込んだが、トラフィックの中でのアウトラップとなったアルボンはターン1でオーバーシュートして13番手でQ2敗退。パワーユニットのセットアップ不具合を抱えたまま走るガスリーが10番手でQ3進出。11番手リカルド、12番手ラッセル、14番手オコン、15番手ラティフィというQ2敗退組となった。

Q3は全車がソフトタイヤを履いてアタック。ただし1セットしか残っていないフェラーリ勢は中古ソフト、ガスリーはピットガレージで待機する。1セットしかないフェルスタッペンはここで新品ソフトを投入する。
ここでもハミルトンが1分13秒613というタイムでトップに立ち、ボッタスは0.311秒差で2番手。3番手に1.058秒差のストロールが入り、フェルスタッペンは1.236秒差で4番手に留まった。5番手・6番手にはマクラーレン勢が入り、7番手にベッテル。ペレスはターン4でトラックリミットを越えてタイム削除となった。
残り5分でコースが空いているうちにベッテルが先に最後のアタックへ。レーシングポイント勢もこれにつづく。3分を切ったところでメルセデスAMG勢とマクラーレン勢がコースインし、フェルスタッペンも中古のソフトでコースへ入る。
ノータイムだったペレスが4番手のタイムを記録し、ハミルトンが1分13秒447まで縮め、ボッタスも0.107秒差まで迫るものの2番手。3番手・4番手にはレーシングポイント勢、5番手・6番手にはベッテルとルクレールのフェラーリ勢、そしてターン1から雨粒が落ち始めたこともありタイム更新は難しく、フェルスタッペンは7番手に沈んだ。8番手ノリス、9番手サインツ、10番手ガスリーという結果になった。



(Mineoki Yoneya)
| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


