F速

  • 会員登録
  • ログイン

F1技術解説:ピンク・メルセデスの問題は“見た目”じゃない。ブレーキダクト内部への疑惑

2020年7月17日

 オーストリア、レッドブルリンクで行われた第2戦シュタイアーマルクGPの終了後、レーシングポイントの今季マシンRP20に対し、ルノーが「知的所有権違反」だと正式に抗議した。


 2020年のF1スポーティングレギュレーション(競技規則)付則6によれば、リストに提示されたパーツはチーム(マニュファクチャラー)が設計、製作することを義務づけ、他チームからの購入は禁止している。


 レーシングポイントは、それに違反した行動を取っているというのだ。


 具体的なリストの内容はモノコック、サバイバルセル、ロール構造、前後ウイング、フロア、ディフューザー、そして「気流が通過する表面を覆う」車体がそれに当たると記してある。


 それ以外のギヤボックスやサスペンションなどは、たとえばハースがフェラーリから、アルファタウリがレッドブルから購入しているように、規則上は合法である。


 ブレーキダクトは空力上重要な役割を果たすパーツだということで、今季から新たにパーツリストに加えられた。ルノーの抗議はこれを受けたもので、RP20の前後ブレーキダクトは、明らかにメルセデスのデザインを流用しているというのだ。


 さらにレーシングポイントはこのパーツの製作を、メルセデスと同じメーカーに依頼しているという。

2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP:レーシングポイントRP20のブレーキダクト(上)/メルセデスW10のブレーキダクト(下)
2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP:レーシングポイントRP20のブレーキダクト(上)/メルセデスW10のブレーキダクト(下)


 実際、両マシンのパーツを写真で比較すると、酷似ぶりは驚くほどである。ただし、外観の類似は問題ではない。


 ライバルチームのマシンデザインを参考に似たようなものを作ることは、特に空力分野においては頻繁に起きていることである。F1の世界では珍しいことではない。


 しかし内部構造を完全にコピーすることは、外観写真からだけでは不可能だ。特に今回問題としてあげられているブレーキダクトの場合は、外からは見えない複雑なパイプの取り回しになっている。


 つまり、設計図を参照しない限り同じものは作れない。ルノーがFIAに要求しているのもまさにその部分である。


 レーシングポイントRP20と、メルセデスの昨年型マシンW10のブレーキダクトの内部を直接比較しろというのだ。


 すでにFIAはRP20のブレーキダクトの現物を回収し、メルセデスからの供出を待っているところだ。FIAの最終的な判断までには、まだ若干の時間がかかる見込みである。

第2戦シュタイアーマルクGPではランス・ストロールが6位、セルジオ・ペレスが7位入賞をを果たし、好調を見せているレーシングポイント。
第2戦シュタイアーマルクGPではランス・ストロールが6位、セルジオ・ペレスが7位入賞をを果たし、好調を見せているレーシングポイント。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(翻訳・まとめ:Kunio Shibata)


レース

3/13(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
3/14(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
3/15(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※中国GP終了時点
1位ジョージ・ラッセル51
2位アンドレア・キミ・アントネッリ47
3位シャルル・ルクレール34
4位ルイス・ハミルトン33
5位オリバー・ベアマン17
6位ランド・ノリス15
7位ピエール・ガスリー9
8位マックス・フェルスタッペン8
9位リアム・ローソン8
10位アービッド・リンドブラッド4

チームランキング

※中国GP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム98
2位スクーデリア・フェラーリHP67
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム18
4位TGRハースF1チーム17
5位オラクル・レッドブル・レーシング12
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム12
7位BWTアルピーヌF1チーム19
8位アウディ・レボリュートF1チーム2
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム2
10位キャデラックF1チーム0

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第2戦中国GP 3/15
第3戦日本GP 3/29
第4戦マイアミGP 5/3
第5戦カナダGP 5/24
第6戦モナコGP 6/7
  • 最新刊
  • F速

    2026年4月号 Vol.2 シーズン開幕直前号