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FIA、女性ドライバー育成プログラムを始動。フェラーリと提携し、成績優秀者はFIA-F4出場も

2020年6月13日

 FIAは、傘下の『女性のモータースポーツ活動推進委員会』を通じて、『ガールズ・オン・トラック-ライジング・スターズ』という才能発掘プログラムの立ち上げと、その最初のパートナーとなるフェラーリとの契約を発表した。


 この取り組みは、12歳から16歳の有能な女性ドライバーたちを世界中から発掘し、モータースポーツの世界でプロフェッショナルとしてのキャリアを維持したいと願う彼女たちの志を後押しすることを目的としている。


 最初の4年間はプログラム初のパートナーであるフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)の協力を得て、若い女性レーサーの訓練、育成を進める。また、そのなかから2名を選抜し、フェラーリの契約ドライバーとしてFIA-F4選手権に参戦させる可能性も視野に入れる。


「FIAのガールズ・オン・トラック-ライジング・スターズは、このスポーツを草の根レベルでもう一歩大きく前進させるものとなるでしょう。マニュファクチャラーのパートナーを得て、私たちは若い女性ドライバーの発掘、育成、支援を具体的に進めていくことになります」と、同委員会のミシェル・ムートン委員長は語った。


「プログラム最初のパートナーとなるフェラーリとの協働により、これまで10年間にわたる委員会の活動が、さらに素晴らしい具体的なかたちで前へ進むでしょう」


「この複数年契約は非常に胸躍るような内容になっています。プログラムで勝ち残った2名がフェラーリ初の女性レーサーとなることを願っています」


「そうなれば本当に素晴らしいことですし、女性のモータースポーツ活動推進委員会にとっても歴史的な瞬間になるはずです」


 またフェラーリF1のチーム代表であるマッティア・ビノットは、以下のように述べた。


「先進的なプログラムであるガールズ・オン・トラック-ライジング・スターズにおいてFIAと協働することを大変うれしく思う」


「我々はモータースポーツにおける若者に対する育成支援の意義を固く信じている。FDAは、これまで10年以上の活動を通じて単純に才能あるドライバーを見つけ出すだけではなく、彼らに対する文化的、技術的、倫理的な教育も続けてきた」


「それを念頭に置いて、我々としてはモータースポーツを続けたいと願う若い女性ドライバーたちも支援に含めるよう、活動の範囲を広げていく努力をすべきだと考えた」


「現在、彼女たちの参入に具体的な障壁があるわけではないものの、この分野で活動を進めることには女性の方が困難を伴うという認識を持っている」


「だからこそ、我々はFIAが提唱した取り組みに積極的に応じた。この素晴らしいスポーツに、より多くの若い女性を招き入れることを、我々は支援できると考えている。将来のことなど誰にも分からないし、もしかしたら1976年以来となるF1世界選手権で走る女性ドライバーをもう一度見られる日が訪れるかもしれない」


『ガールズ・オン・トラック』は今年から始まったプログラムだ。すでに世界の五大陸から選抜された20名のドライバーが、有名なウィンフィールド・レーシング・スクールの主催で10月にポール・リカール・サーキットで行われる大会に臨む予定になっている。


 そこで勝ち残った12名のドライバーは、カートレースとFIA-F4への参戦を見据えたトレーニングの合宿に参加する。10月と11月に予定されるこの合宿もウィンフィールド・レーシング・スクールが主催し、カートのパートナーである『プラガ』も加わる。


 さらに次のステップに進む候補者が4名に絞られ、彼女たちはマラネロのフェラーリ・ドライバー・アカデミーで11月に開催される1週間のコースを受講する。若手ドライバーたちは、ここで個人的な準備の整え方やドライビング技術について教えを受けるほか、スポーツの経済的な領域やメディアの世界についても学ぶことになる。


「レースの才能を判定する最終評価によって4名のうち最高のドライバーと認定されると、フェラーリ・ドライバー・アカデミーとの1年契約が可能になり、そのうえで2021年シーズンのFIA-F4選手権に参戦できる」とFIAは説明した。


「フェラーリはドライバー契約を1年更新できるオプション権を持つ。そうなれば、フェラーリ初の女性ドライバーは2022年にも継続してレースに参戦できる」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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