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2021年予算上限額、1億4500万ドルへの引き下げで決着か「中団チームにチャンスを与え持続可能なスポーツに」とF1ボス

2020年5月5日

 F1のモータースポーツ担当マネージングディレクター、ロス・ブラウンは、2021年の予算上限額を、当初の1億7500万ドル(約187億円)から3000万ドル(約32億円)引き下げる予定であると発言した。F1は、新型コロナウイルス感染拡大による経済的な危機を乗り切るため、対策を講じようとしている。


 元々は2021年に1億7500万ドルを上限とする予算制限が導入される予定だったが、2020年シーズン開幕が遅れるなか、これを1億5000万ドル(160億円)に引き下げることでいったん合意が成立したと伝えられた。しかし、ビッグチーム以外はさらなる大幅な引き下げを求め、フェラーリらがこれに抵抗し、話し合いは難航していた。


 しかし、5月4日のインタビューのなかで、ブラウンは、2021年の予算上限額は1億4500万ドル(約155億円)になる予定であると発言した。その後もさらに年間支出額を引き下げることを目指していくという。


 ブラウンは、4日にF1のCEOチェイス・キャリーおよびFIAと、F1の将来について協議したとして、その内容の一部をSky Sports F1に明かした。


「メッセージは明白だ。我々はコストを削減する必要がある。そのため、コスト上限の引き下げにおいて、さらに大きなステップを設ける」


「長い戦いの末、1億7500万ドルでスタートすることが決まった。だが、現在の危機を考慮し、1億4500万ドルでスタートする予定となっている。それを今後数年のうちに、どれだけ引き下げられるか、協議を行っていく」


「FIAとF1が今日会合を行った。今後数日以内に、詳細をチームに知らせる。数多くの話し合いを行ってきたが、今はまさに最終段階に来ている。まもなくすべてが明らかになるだろう」


「(予算制限の)当初の目標はより困難な領域にあったが、現状を考えると、今は経済の持続可能性が優先事項であり、それは、小規模チームの場合と同様に、ビッグチームにとっても非常に重要な問題であると、私は考える」

ロス・ブラウン(F1のモータースポーツ担当マネージングディレクター)とクリスチャン・ホーナー(レッドブル代表)
ロス・ブラウン(F1のモータースポーツ担当マネージングディレクター)とクリスチャン・ホーナー(レッドブル代表)

 今後、メルセデスやフェラーリなどのトップチームと、マクラーレンやレーシングポイントなどの中団チームとの経済的なギャップは、中団チームへのプライズマネーを増額することで縮小されるとも、ブラウンは語っている。


「新しい合意においては、プライズマネーがこれまでよりもはるかに公平になる。プライズマネーの割合に関し、中団チームはいい状況になる。あらゆる方向においてバランスがとられるのだ」


「F1で費やすことが可能な金額を減らし、プライズマネーをより均等な形でチームに分配するための改善を行う。力のある中団チームは表彰台、あるいは優勝を記録することができるはずだ。そしてそれにより、ある程度の利益を得ることができる」


「それを達成できれば、持続可能な未来が生まれるだろう」



(autosport web)


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