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パドック裏話:シーズンの終わりに感極まったふたりの新人

2019年12月13日

 F1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。2019年F1第21戦アブダビGP編です。

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 またひとつのF1シーズンが幕を閉じた。9カ月間にわたり、21の国々で行われた21レースは、終わってみればあっという間だったように思える。

 実際、あれよあれよと言う間に終幕を迎えたためか、アブダビでの日曜日には、涙腺が緩くなっていたドライバーも何人かいた。と言われると、涙に濡れたのはF1を去るドライバーたちだろうと誰もが思うところだが、実はそうではなかった。

 ニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーとの契約が更新されず、来年のF1でレースをすることはなくなった。せめて盛大に彼を送り出そうと、チームは様々なアイデアを凝らし、全員がニコの髪型を模したブロンドのウィッグを被って集合写真を撮ったりもした。だが、彼が涙を浮かべるシーンは見られなかった。

 では、ロバート・クビサはどうか。今年は彼のキャリアを通じて、おそらく最も大きな意味を持つシーズンだった。2011年のラリー中の事故で生命の危機にまで瀕しながら、ひたむきな努力の末にF1のレースドライバーへの復帰を果たし、ウイリアムズにとって唯一の選手権ポイントを獲得したのだ。その1年を終えて、ロバートは惜別の涙を流しただろうか。いや、彼もまた、泣きはしなかった。

 涙をこぼしたのは、逆にF1に来たばかりの若いルーキードライバーたちだったのだ。

 まずひとりめは、実際にはまだF1でレースをしてもいないニコラス・ラファティだった。F2キャリアの締めくくりとなる日曜のスプリントレースを、地味ながらも着実に2位で終えた彼は、僅差でドライバーズ選手権2位の座を確保した。

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