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ホンダ山本MD優勝インタビュー:「宗一郎さんの想いを継続していくことはホンダにとって大きな力になる」/F1ブラジルGP
2019年11月18日
2019年F1第20戦ブラジルGPでレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン優勝、トロロッソのピエール・ガスリーが2位となり、ホンダにとって1991年以来のワン・ツーを飾った。11月17日はホンダの創業者である本田宗一郎氏の誕生日ということもあり山本雅史マネージングディレクターにとって感慨もひとしおな決勝レースだったようだ。
————————–
──シーズン3勝目です。2勝目から3勝目まで、長かったですか。
山本雅史ホンダF1マネージングディレクター(以下、山本MD):正直、少し長かったですね。レースに“たら・れば”はないんですけど、残念なレースが何度もあった。それが今日のレースはパーフェクトだった。今日はレッドブルのレースの強さ、それをすべて生かすマックスの力強い走りが光っていました。
ただアルボンがいい走りをしてたのに、最後にハミルトンに接触させられたのは残念でした。一方で、ホンダにとってはマックスとガスリーのワン・ツーフィニッシュで終えたことはうれしいです。最後ハミルトンに並ばれたガスリーが耐えて2位でチェッカーを受けたところに、ガスリーの強さを改めて感じることができたし、2020年に向けていろいろ楽しみが増えて良いレースだったと思います。
──自信になったワン・ツーですね。
山本MD:ガスリーにとって自信になっただけでなく、ホンダのスタッフ含めてレッドブルがメルセデスとバトルして勝った。トロロッソもあそこで踏ん張った。自信に繋がる良いレースだったと思います。
──2チーム4台体制の効果がありましたね。
山本MD:はい。4台のデータを収集できる。しかも、ドライバーごとにドライバビリティが違う。ホンダにとって、得られるデータ量が増えただけではなく、質も向上してることが開発にも影響してると思います。
チーム力、ドライバビリティの高さ、もちろんパワーユニット(PU/エンジン)の信頼性とパワー、チームマネージメント、すべてがうまくいっていないと今のF1は厳しいので、そうした意味では改めてレッドブルと組んだことはトロロッソに対しても相乗効果が出ていると思うし、今日のワン・ツーに繋がったと思います。
──最後は観客席のファンも総立ちだったと思います。
山本MD:そんな風に言ってもらえるのがうれしいし、まさにそういうレースだったと思います。私もモニターにしがみつくくらい面白かったです。
■レッドブルのスタッフたちも本田宗一郎氏の誕生日に奮起
──1991年以来のブラジルGP優勝と、ワン・ツーです。
山本MD:そうですね。(アイルトン・)セナのポール・トゥ・ウィン以来、28年ぶりのブラジルGP優勝。今日は本田宗一郎さんのお誕生日ということもあって、いろんな日が重なっていろんな方々からメールをいただきました。
「宗一郎さんの誕生日に勝つって、すごいねって」。もし生きていらっしゃると113歳。記念すべき日になったと思うし、ホンダの人たちもみんな喜んでくれたと思う。
──宗一郎さんが始めたF1プロジェクトをこうして続けてることが今日の勝利につながったわけですね。
山本MD:この場所にいるってことが個人的に幸せだし、ホンダにとって最も重要なレースのDNAといってる最も重要なカテゴリーだと思う。この現場で毎分毎秒戦っているからわかるけど、ホンダがF1をやった最初の想いとかそれを継続していく力というのはホンダの全従業員に大きな力になると思います。
宗一郎さんが何のためにF1をやったのかということをひしひしと感じます。それを後進とかホンダのいろんなメンバーに伝えていきたい。残り3周でワン・ツー・スリーで走ってる光景を見たときには少しどうなってしまうんだろうと思いました。
最後はマックスとピエールのワン・ツーで終えることができたことはチームにとってもホンダにとっても、良い一日になったと思います。
──レッドブルのスタッフたちも、今日が宗一郎さんの誕生日だということは知っていたようですね。
山本MD:レース前、「今日は本田宗一郎さんの誕生日だから勝ちにいきましょう」って言ったら、「そうだね!」と。昨日はクリスチャン(・ホーナー/レッドブル代表)の誕生日でポールポジション。今日は宗一郎さんの誕生日だからみんなで勝とうと。
──その約束を見事に果たしました。
山本MD:技術的なことは田辺(豊治/F1テクニカルディレクター)のほうが詳しいから、あまり細かな話はしませんが、ホンダが(1965年に)初めて勝ったのが標高が高いメキシコでした。このブラジルも高地にある。メキシコもここも標高が高いので、ホンダにとって良いパフォーマンスを引き出せたと思います。
そして、そのホンダのアドバンテージをレッドブルの車体がしっかりと走らせ、そのクルマをフルに使いこなすマックスという素晴らしいドライバーがいた。チームとより密接な関係が構築できてるからこそ、こういう結果に繋がってる。さらに継続していくことが来年の結果に繋がると思います。

(Masahiro Owari)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

