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マイアミのデイド郡長が、F1レース計画反対に対して拒否権を行使。開催に向け解決策を探る

2019年11月10日

 F1マイアミGP開催計画は、マイアミのデイド郡長カルロス・ギメネスがイベント開催への反対を覆す拒否権を行使したことから、一時的に救済されることになった。


 フロリダのマジックシティにおけるF1の最新の計画は、2021年にNFLマイアミ・ドルフィンズの本拠地である、マイアミ・ガーデンズのハードロック・スタジアム周辺でグランプリを開催するというものだ。


 F1はドルフィンズのオーナーで、スタジアム周辺に市街地サーキットを建設する年間資金を負担することにもなる、レース主催者のスティーブン・ロスと提携している。


 しかしながら、マイアミガーデンズの代理人である郡政委員のバーバラ・ジョーダンは最近になってレース開催へ反対の声を上げており、委員会にドルフィンズのスタジアム付近でイベント開催の際に必要となる、道路封鎖に関する承認を求めていた。決議は10月29日に8対5の投票で通過した。


 だが郡長のギミネスは、この争いに力を注ぐことにした。金曜日の反対派決議に対して稀な拒否権を行使し、レース開催反対派がスティーブン・ロスと妥協点を見出し、双方が満足できる解決策を探すことを促したのだ。


 ギミネスは、「F1のような規模のイベントを、すぐに中止させようという試みは時期尚早だ」と語った。


「私はマイアミ・ガーデンズの住民に敬意を払っていく。そしてこの世界規模のイベントを、我々のコミュニティにもたらす道を探っていくことにも力を尽くす」とギミネスは語った。


 郡長の拒否権の行使を覆すには、13議席中9議席の投票が必要であることに注目すべきだ。つまりF1開催反対派は、あとたった1票を味方につければイベント開催を阻止することが可能となる。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




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