最新記事
- 「少し心配していたが楽しめた」とフェラーリ...
- メルセデスが新たにチーム副代表を任命。長年...
- アウディF1がチーム代表ウィートリーの離脱を...
- 新代表を探すアストンマーティンF1、アウディ...
- ホンダ初のF1タイトル獲得マシン『FW11』が富...
- 最新F1マシンがモータースポーツジャパン2026...
- 【F1アンケート結果発表】アストンマーティン...
- バーレーン&サウジアラビアGP中止はF1の分配...
- 「批判を全部跳ね返す勝利だ」安堵の代表に、...
- 「どうしてずっと戦っているんだ?」ローソン...
- 4台がスタートできなかった中国GP。新型の全...
- フジテレビがF1日本GPに出展。古畑星夏、織戸...
【津川哲夫F1私的メカチェック】セナ&ニューウェイから始まった、自動車工学の常識を覆す今どきのウィッシュボーン
2019年11月10日
レーシングカーのサスペンションアームの構成にはウィッシュボーン(鳥の胸骨、叉骨を意味する)型サスペンションアームが使われている。前後ともに、このウィッシュボーンを上下に使ったダブルウィッシュボーン形式がレーシング・サスペンションの定番で、V型をしたアームを上下に使ってサスペンションを動かしているわけだ。
現在のF1カーのサスペンションはすべて、このダブルウィッシュボーン型だ。
外観からもすぐ見えるフロントサスペンションはダブルウィッシュボーンの形状が解りやすいが、リヤサスペンションとなると複雑だ。まだアッパーアームは見えるのだが、ロワアームになると各チーム独特な処理が施され、見えずらいこともあるため実際のアーム形状を把握するのは極めて困難だ。
リヤサスペンションのロワアームは現在、すべてリヤのアクスルセンター高さに位置している。アクスルセンターにはギヤボックスからドライブシャフト(写真ブラウンのライン)が伸びていて、エンジンの回転トルクをタイヤに伝えているのだが、このドライブシャフトの高さにウィッシュボーンとトラックロッドが並んでいる。
力学上、リヤで発生する巨大なトルクを路面に伝える時や、巨大な減速トルク等で発生する大きな負荷に耐えるため、ウィッシュボーンの前後マウント位置はドライブシャフトを挟んで搭載することになる。
しかし、ロワウィッシュボーンのバックレグ(後方アーム)の車体側マウント位置をドライブシャフトの後方に置くには、同じ高さに平行して存在する太いドライブシャフトをまたがねばならない。
そこで登場したのがドライブスルー型バックレグだ。ロワウィッシュボーンのバックレグを鍵型に造り(写真のレッドライン)、そのクランク部にドライブシャフトを貫通させる形式だ。これはカーボンコンポジット製のアームだから出来る処理だと言える。
そして、このバックレグにリヤのトラックロッド(リヤホイールのトーを受け持つロッド/写真のブルーのライン)を併設し、フェアリングで覆っている。複雑で理解が難しいが、これが今のF1の現状で、これまでの自動車工学の常識はとっくに覆されていることがわかる。
この設計はもちろん、力学的見地からではなく、完全にエアロに対するデザインであることは言うまでもない。
この手のサスペンション設計が始まったのは、94年にアイルトン・セナを失ったウイリアムスFW16から。つまり、エアロのカリスマ、エイドリアン・ニューウェイがアッパーアームで始めたものだ。
そしてこの斬新なスタイルは、基礎工学とストレス解析をコンピューターが解析して始めて可能となったのは言うまでもない。近代F1に今や一般常識は通用しないのだ。
(Tetsuo Tsugawa)
関連ニュース
| 1位 | ジョージ・ラッセル | 51 |
| 2位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 47 |
| 3位 | シャルル・ルクレール | 34 |
| 4位 | ルイス・ハミルトン | 33 |
| 5位 | オリバー・ベアマン | 17 |
| 6位 | ランド・ノリス | 15 |
| 7位 | ピエール・ガスリー | 9 |
| 8位 | マックス・フェルスタッペン | 8 |
| 9位 | リアム・ローソン | 8 |
| 10位 | アービッド・リンドブラッド | 4 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 98 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 67 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 18 |
| 4位 | TGRハースF1チーム | 17 |
| 5位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 12 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 12 |
| 7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 2 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 2 |
| 10位 | キャデラックF1チーム | 0 |


