最新記事
- 「少し心配していたが楽しめた」とフェラーリ...
- メルセデスが新たにチーム副代表を任命。長年...
- アウディF1がチーム代表ウィートリーの離脱を...
- 新代表を探すアストンマーティンF1、アウディ...
- ホンダ初のF1タイトル獲得マシン『FW11』が富...
- 最新F1マシンがモータースポーツジャパン2026...
- 【F1アンケート結果発表】アストンマーティン...
- バーレーン&サウジアラビアGP中止はF1の分配...
- 「批判を全部跳ね返す勝利だ」安堵の代表に、...
- 「どうしてずっと戦っているんだ?」ローソン...
- 4台がスタートできなかった中国GP。新型の全...
- フジテレビがF1日本GPに出展。古畑星夏、織戸...
【津川哲夫F1私的メカチェック】追い詰められてきた王者メルセデスを象徴するかのようなW10の“のど元エアロ”の変化
2019年10月21日
F1マシンのエアロダイナミクスの出発点はもちろん、フロントウイングとノーズ先端になる。そこから、マシンの上面に下面、そしてサイドに分散されていくが、そのなかでももっとも注目されているのがコクピット下側、つまりF1の喉元の空気流だ。
ノーズ下の空気流がバージボードとコクピット下面に囲まれたトンネル部と、バージボードの上中下のエリアで動線が違うこととその意味を前回のこのコラムで解析してきたが、今回はその両サイドポッドへの出口、フロアフロント部から後方への空気流について見てみたい。
写真はメルセデスのフロアフロントエンドをリヤ側の後方、つまり空気の出口側から観たもの。
ステップフロアのリーディングエッジを後方から観ると、いかに上方にまくれているかがわかる。リーディングエッジに許された曲率半径を目一杯使い、その先端部を限界まで持ち上げて、ステップフロア下面に大量の空気流を送り込む努力が見える。
この狙いはどのチームも同じだが、メルセデスのそれはもっともまくれ上がっているマシンのひとつだ。W10のエアロはライドハイトの前後変化が少なく、フロアと路面との角度が一定を保つような方向のデザインになっている。
常に同じレベルのダウンフォースをフロアから得るコンセプトのため、床下空気流の確保はレーキエアロ組よりも重要となるわけだ。
レッドブル・ホンダのRB15など、レーキ(マシンを前傾姿勢させるコンセプト)組はドラッグの増加を考えなければレーキ角の変化を利用してダウンフォースのレベルを意図的に変化させることが可能だが、メルセデス型はダウンフォースが安定していても、状況に応じた意図的な制御は難しい。
したがって、常に大容量のダウンフォースを床下で得るために大量の空気流確保が必要だ。これまでは強力なパワーユニットの恩恵によるパワーアドバンテージがあったことで、ダウンフォースの増加要求をウイング等で補い、ドラッグの増加はパワーで補ってきた。
しかし他チームのパワーユニットの進化が急速で、これまでのようにオーバーダウンフォースでの凄まじいコーナリングではドラッグが大きく、トップスピードで引けを取るようになった。
そのため、それまでのハイダウンフォースはフロア下面の空気流を増量させて賄い、サイドフェンスのブラインドシャッター化などで効率向上を目指し、サイドポッドのエントリーダクト周りのドラッグはスラットウイングや縦置きボーダフィンなどの変更で空気効率を向上させてきた。
終盤戦のメルセデスW10のエアロアップデート、フロアフロント、バージボードそしてポッドエントリー部に、王者マシンが若干追い詰められてきた感が垣間見える、そんな気がするのだ。
(Tetsuo Tsugawa)
関連ニュース
| 1位 | ジョージ・ラッセル | 51 |
| 2位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 47 |
| 3位 | シャルル・ルクレール | 34 |
| 4位 | ルイス・ハミルトン | 33 |
| 5位 | オリバー・ベアマン | 17 |
| 6位 | ランド・ノリス | 15 |
| 7位 | ピエール・ガスリー | 9 |
| 8位 | マックス・フェルスタッペン | 8 |
| 9位 | リアム・ローソン | 8 |
| 10位 | アービッド・リンドブラッド | 4 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 98 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 67 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 18 |
| 4位 | TGRハースF1チーム | 17 |
| 5位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 12 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 12 |
| 7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 2 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 2 |
| 10位 | キャデラックF1チーム | 0 |


