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ホンダ田辺TD土曜日インタビュー:PUトラブルのクビアトは再び新品投入。「かなり厳しい戦いになるが、調整を万全に行いレースに備えたい」/F1ロシアGP
2019年9月29日
F1第16戦ロシアGP土曜日はトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトがフリー走行3回目のセッション中にコース上でストップし予選不参加。またレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは予選Q1でクラッシュを喫しタイムを計測することができなかった。決勝に向けてふたりのパワーユニット(PU/エンジン)の状況を田辺豊治F1テクニカルディレクターに聞いた。
—————————-
――フリー走行でクビアトにトラブルが起きました。
田辺豊治F1テクニカルディレクター(以下、田辺TD):まだ調査中ですが、パワーユニットが壊れました。詳細はここ(サーキット)では調べきれないので、HRD Sakura(栃木県の本田技術研究所)に返して調べることになると思います。
―国際映像の無線ではクビアトが「エンジン、エンジン」と言って、コース脇にマシンを停めました。
田辺TD:ドライバーが異常を感じて、すぐに停めてくれました。
―トラブルはICE(エンジン)ですか。
田辺TD:ICE周りです。
―設計に関わる不具合だと、今後のレースが心配ですね。
田辺TD:すでにスペック4はベルギーGPから使用していて、ほかのスペック4には同様の問題が起きていません。しかも、今日問題が起きたスペック4は昨日走り始めたばかりなので、基本設計に問題があるとは現時点では考えていません。ただし、まだ正確に分析していないので、詳細はこれからです。
―今シーズン、セッション中にパワーユニットのトラブルでコース上でストップしたのは、今回が初めてだと思いますが。
田辺TD:中国GPでクビアトのパワーユニットのデータに異常を発見してPU交換しましたが、あれはピットインした後のタイミングでした。今回のようにコース上で止まったのは、おそらく今年これが初めてだと思います。本当はコース上でストップするトラブルはゼロにしたかったんですが、残念です。
―クビアトが予選に参加しなかったのは?
田辺TD:ペナルティによる最後尾スタートが確定していたので、確実な交換作業を実施することを優先し、予選に出走しないことを選択しました。
金曜日にもトラブルがあって、あまり走ることができておらず、土曜日もほとんど走っていないため、日曜日のレースはかなり厳しい戦いになると思いますが、彼にとってはここは母国グランプリなので、われわれとしてはパワーユニットのキャリブレーション(調整)などを万全に行い、レースに備えたいと思います。
■クラッシュしたアルボンのPUはダメージチェックが必要
―クビアトがもう1セット新しいスペック4を投入した理由は?
田辺TD:最終戦までの戦いを考慮して、同じスペック4を2セット、プールするために今回ロシアGPで新しいスペック4を入れました。しかし、そのうちの1セットが壊れたので、もう1セット、新品を入れるという選択肢しかなかった。
しかも、最後尾スタートというグリッドペナルティをすでに受けているので、(ペナルティを受けないように)使用済セットのスペック4を使う理由はありませんでした。本来であれば、予選で少しでも走らせて、レースに向けて確認したいことがあったのですが、Q1までに間に合わないという状況になったので、予選への出場をあきらめ、日曜日のレースに備えました。
―予選ではレッドブルのアレクサンダー・アルボンがアクシデントに見舞われました。
田辺TD:こちらはパワーユニットのトラブルではないのですが、すでに走行したことがあるスペック4に交換して、日曜日のレースに備えたいと思います。
―アルボンのマシンには使用済のスペック4に載せ替えることになった理由は?
田辺TD:リヤからバリアに当たっていますが、外見上、パワーユニットにダメージがあるようには感じられませんでした。しかし、念のためにチェックしますので、今回のレースでは使用しません。
ただし、壊れた車体側のパーツを交換する都合上、ピットレーンスタートとなるので、われわれのほうも使用済のスペック4のICEに、新品のMGU-H(熱エネルギー回生システム/ターボ含む)とMGU-K(運動エネルギー回生システム)を組み合わせることにしました。
(Masahiro Owari)
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9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |