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ライコネン&ジョビナッツィがペナルティでポイント失い、クビサが復帰後初入賞。アルファロメオは控訴へ
2019年7月29日
2019年F1ドイツGPでアルファロメオの2台は揃ってトップ10内でフィニッシュした。しかし、レース後の審議により2台にドライバーエイドに関する違反があると判断されてペナルティを科され、ポイント圏外まで降格された。
悪天候で混乱したレースで、キミ・ライコネンは7位、アントニオ・ジョビナッツィは8位で完走、ダブル入賞を成し遂げたかに思われた。しかしレース終了後、2台に関して決勝スタート時のデータがチェックされることが発表された。
スチュワードは、F1競技規則第27.1条「ドライバーはひとりで援助なしに運転しなければならない」という項目への違反を疑い、チームの代表者から話を聞いた。FIAはドライバーを援助するためのシステムそれぞれについての規定を記した文書をチームに渡しているが、このなかのレーススタート時のクラッチトルクに関する規定にアルファロメオは従っていなかったと判断された。スタート時、クラッチのトルクがドライバーが要求したトルクと一致するまでの時間が規定に合致していなかったという。
スチュワードは、アドバンテージの可能性を伴う他のスタート違反に関する規則に合わせて、ライコネンとジョビナッツィに10秒のストップ・アンド・ゴー・ペナルティに相当する、レースタイムへの30秒加算を行った。
ふたりはそれぞれ12位と13位に降格になり、代わって、ロマン・グロージャン、ケビン・マグヌッセン、ルイス・ハミルトン、ロバート・クビサが、それぞれ7位、8位、9位、10位に繰り上がった。11位で今季初めてポイントを獲りそこなったものと思われたハミルトンが2ポイントを獲得。また、ウイリアムズとクビサは1ポイント獲得で、シーズン初入賞を果たした。クビサにとっては2019年にF1に復帰して以来のポイント獲得となる。
この裁定に基づいてFIAはすでに決勝最終結果を発表しているが、アルファロメオチーム代表フレデリック・バスールは、ペナルティに不満を示し、この裁定を覆すだけの証拠を提出できると主張して控訴の意志を表明した。
(autosport web)
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