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ホンダ田辺TD「土日の天候変化に合わせた最適化が重要に。ガスリーのクラッシュによるペナルティはなし」:F1ドイツGP

2019年7月27日

 2019年F1ドイツGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=4番手/2=5番手、ピエール・ガスリーはフリー走行1=6番手/2=15番手だった。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトはフリー走行1=14番手/2=12番手、アレクサンダー・アルボンはフリー走行1=15番手/2=14番手という結果だった。


 FP2でガスリーはロングラン中、最終コーナーでコースアウト、グラベルを越えてバリアにクラッシュした。マシンは大きなダメージを受けたが、パワーユニット(PU/エンジン)もギヤボックスも金曜用のものを使用しており、最初から土曜に向けて交換する予定だったため、クラッシュによるペナルティは発生しない見通し。

 フェルスタッペンは、FP2でソフトタイヤを装着して走行をスタートした際に、パワーの低下を無線で報告、ピットに戻った。彼によると「ピットインしてエンジン設定を変える必要があった」ということで、すぐにコースに復帰。しかしタイヤ交換をせずにユーズドで走行を再開したため、本来のタイムは出なかったという。


 土日には雨が降り、気温が下がるという予報がなされており、コンディションの変化に合わせたセットアップが必要になると、ホンダは予想している。


■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 今日のドイツグランプリ初日は、ヨーロッパを襲っている猛暑の影響で外気温37度、路面温度50度という、今シーズンで最も厳しいコンディションでのプラクティス走行となりました。


 土曜の予選、日曜のレースに向けては大きく気温が下がる予報が出ていますので、PUとしては高外気温に対処しつつ土日のクーリングなども考慮しながらセッティングを進めました。


 両チームとも通常の金曜日プログラムをほぼ消化しましたが、ドライバーコメントからはまだまだ改善が必要なようです。PU側もチームと協力して土曜、日曜に向けてセッティングの最適化作業を進めます。


 FP2終盤のガスリー選手のクラッシュについては、金曜日用PUを使用しており、明日以降の運用に大きな影響を及ぼすことはありません。ダメージ状況についてはこれから確認を行います。



(autosport web)


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