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「F1マシンが軽くなれば、もっと激しいバトルができる」ハミルトン、車体の最低重量引き下げを熱望

2019年7月24日

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、現在規定されているF1マシンの最低重量について、レースの内容を向上させるためにも将来的な大幅引き下げを主張している。


 過去数シーズンにわたって、F1マシンの最低重量は徐々に引き上げられてきた。またこの動きに伴って、たとえばタイヤのワイド化や2018年から始まったハロの装着義務化など、技術規則の変更も毎年のように行われている。


 現在、マシンの最低重量は740kgと規定されている。これにはドライバーとバラストの重量が含まれるが、燃料分は含まれない。605kgが最低重量だった10年前の2009年と比べて、現在までに135kg増えている。


 ハミルトンはF1がマシンの軽量化に踏み出すことを望んでいる。またハミルトンによれば、この件はすでにF1幹部との会合においてGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)から議案として提出されているという。


「マシンの重量が730kgである必要はない。単純に今は重すぎると思う。何年か前は600kgかそこらだったわけだからね」とハミルトンは主張する。


「チームのエンジニアたちに聞いてみた。彼らは、もし規則が変わるのであれば、新しい重量に合わせてマシンを作れると言っていた」


「いくつかのパーツを外すだけのことだ。それによってマシンを軽くできる。パフォーマンスにかかわるパーツが多少減っても、彼らは良いマシンを仕上げられる」


「F1は毎年マシンを重くし続けている。それで僕たちは速く走り、ダウンフォースも増している。それにタイヤときたら……」


「ピレリにとっては、今のように限られたテスト期間でこれほどの重量を支えるタイヤを開発することはかなり厳しいだろうね」


「マシンを重くすることによって、ドミノ効果のようにさまざまな部分に影響が及んでいるんだ。マシンが軽くなれば、僕たちはもっと激しい戦いができる」

■マシンの軽量化を望むドライバーがレース中の給油に賛成

 現在ドライバーは、燃料を満タンにしてグリッド上に並んだ時点で約850kgに達するマシンを走らせている。だが先日、FIA会長のジャン・トッドがF1のモータースポーツ担当マネージングディレクターであるロス・ブラウンに対して、2021年に向けてレース中の給油を復活させることと、それがレースに与える影響について検討するよう要請した。


 レース中に給油ができれば、ドライバーたちはより軽量なマシンでのスタートが可能となる。フェラーリのシャルル・ルクレールは、この案を前向きに捉えている。


「僕自身はこれまでレース中に給油を行った経験はないけれど、一度絶対に見てみたいと思っていた。だからF1で復活できるならば、やってみない手はないし、僕は喜んでやらせてもらう」とルクレールは語った。


「やはり今の大きな問題は、マシンが重すぎることだと思う。別々の話かもしれないけれど、給油は良い案だと思うよ」


 またGPDAの理事を務めるハースF1のロマン・グロージャンは、レース中に給油のためピットインする案への支持を公言している。


「僕は給油案に賛成だ。マシンをもっと軽くして、もっと速く走らせるうえで効果があるだろうからね」とグロージャンは述べた。


「ドライバーたちにはこれまでよりも厳しい戦いが求められることになる。それに新たなレース戦略を作る必要も出てくるだろう」


「重いマシンを走らせることが良いとは思わない。給油を前提として軽いマシンを走らせられるのであれば、より面白いレースが展開できるだろうし、タイヤの負担も減る」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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