フェラーリF1、3位走行中のルクレールにベッテルのペナルティを教えず。「伝えるべきだったが忘れていた」
2019年6月13日
日曜日のF1第7戦カナダGPで、フェラーリのストラテジストはセバスチャン・ベッテルのタイムペナルティに注意を奪われたばかりに、シャルル・ルクレールにその件について伝えるのを失念してしまったと主張している。
ベッテルはモントリオールでコース上では勝利したが、ターン3から4のシケインでコースオフした後に危険なコース復帰を行なったとしてスチュワードから5秒ペナルティを科され、1位から2位に降格となった。そのためメルセデスのルイス・ハミルトンが優勝を手にしている。
ルクレールはコース上でベッテルから7秒遅れで3位につけていたが、ベッテルのペナルティについて伝えられていなかったため、彼と2位の座を争おうとはしていなかった。
しかし、たとえルクレールが2位になれたとしても、フェラーリの合計ポイント数が変わることはなかっただろう。
「ペナルティのことはまったく知らなかった」とレース後にルクレールは語った。
「僕はプッシュしていたけれど、前の方で何が起きているのかは知らなかったんだ」
「だから、セブ(セバスチャン・ベッテル)がペナルティを受けたことは知らなかった。ただ、前方で何かが起きた時に備えてプッシュしていた。チャンスがあったら上位に行けるようにね。ぼくは自分のレースをしていたんだ」
フェラーリF1チーム代表のマッティア・ビノットは、意図的にルクレールにペナルティの件を伝えなかったのではないと語った。
「(ルクレールには)伝えなかった。それは我々の側のミスだった」とビノットは認めた。
「我々はピットウォールでの作業に忙殺されており、忘れてしまったのだ。伝えるべきだったが、そうしなかった」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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