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ハミルトン、“誤ったタイヤ”で苦しみながらも優勝「いつクラッシュするかとひやひやしていた。ニキのためだから頑張れた」:メルセデス F1モナコGP日曜

2019年5月27日

 2019年F1モナコGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンはキャリア77回目、今シーズン4回目の優勝を獲得した。チームメイトのバルテリ・ボッタスは3位に終わり、ポイントリーダーのハミルトンは、ランキング2位のボッタスとの差を17点に拡大した。


 ポールポジションからリードを保ってスタートしたハミルトンは、セーフティカーが出動した際、11周目にピットストップ。ソフトタイヤから新品ミディアムタイヤに交換した。しかし同時にピットストップを行ったトップグループの他のドライバーたちはハードに交換しており、ハミルトンは長いセカンドスティントを不利なタイヤで走らなければならなかった。ピットアウト後から最後までマックス・フェルスタッペンが1秒以内の位置を走り、一度は仕掛けられて軽い接触があったが、ハミルトンはリードを保ち、トップでフィニッシュした。


 ハミルトンにミディアムを履かせたことについて、チーム代表トト・ウォルフは「間違ったタイヤ選択だった」と認めている。「後から考えれば、ハードを選ぶべきだった。我々はこういった戦略的ミスはめったにしないのだが……。最終的にはドライバーが自分の力で勝利をもたらしてくれた」
 チームによると、リスタート時のウォームアップを心配してミディアムを選んだいうことだ。

2019年F1第6戦モナコGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のバトル
2019年F1第6戦モナコGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のバトル

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
 キャリアのなかで最もハードなレースといってもいいほど、きつい思いをした。残り20周の時点で、最後まで走り切ることはできないと考えたほどだ。マシンと格闘しながら走らなければならず、いつかクラッシュすると思いながら走った。タイヤは完全に終わっていて、コース上を走り続けることだけでも大変だった。


 その時、「ニキ(・ラウダ)ならどうするだろう」と考えた。そして自分の力をすべて出し切って走った。集中を保ち、絶対にミスをしないように気を付けて走った。


 今日、ニキが見ていてくれたことは分かっている。ニキがついていてくれたから、なんとかやり遂げることができた。彼のカラーを使ったヘルメットを被っていたから、彼の名前に傷をつけたくなかった。


 彼は僕の心のすぐそばにいる。今週末は彼のために何としてもいい結果を出したいと思っていた。プレッシャーに負けたりしないと、心に決めていた。今日この日をニキに捧げる。


(Formula1.comのインタビューで語り)今日はニキの精神で戦った。彼は僕らのチームに大きな影響を及ぼした人物だ。彼のおかげで、僕らはここまで来ることができた。彼は見ていてくれて、今日の走りを褒めてくれるだろう。今日僕は、彼に誇りに思ってもらいたい一心で、集中力を切らさずに走った。



(autosport web)


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