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レッドブル・ホンダF1密着:4位と6位は現状できうる限りの好結果。スペインGPに向けたニューウェイの新パーツに期待

2019年4月15日

 F1第3戦中国GP決勝は、マックス・フェルスタッペンがバーレーンGPに続いて4位に入賞。チームメイトのピエール・ガスリーは、予選ポジションをしっかりと守って、レッドブルでの自己ベストとなる6位でフィニッシュした。またガスリーはレース終盤にソフトタイヤに履き替えて、自身初のファステストラップも記録した。


「マックスがフェラーリ勢の間に割って入って4位を獲得するという良いレースを披露してくれました。彼の走りとチームの戦略がうまく噛み合った結果だと思います。ガスリーもバーレーンに続く入賞を果たし、レース終盤にはファステストラップも獲得し、明るい話題を提供してくれました」


 ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、中国GPのレースをそう振り返った。そして、こう付け加えた。
「ベターですかね」


 ベターはグッドの比較級である。しかし、この比較はメルセデスやフェラーリに対してではない。前戦バーレーンGPと比較して、「より良い結果」という意味だ。


 ただし、最上級である「ベスト」を使わなかったところに、レッドブル・ホンダが現在抱えている問題が見え隠れしている。田辺TDはこう続けた。


「戦略でフェラーリ勢の間に割って履いてることができたものの、ペース的には不足していました。予選でフェラーリに勝てたかもしれないですが、まだ差はあります。レースでもおしなべて少しずつ離されていくというレース展開でした。予選もレースでもまだ差があるということです」


 しかし、田辺TDはそれほど落胆もしていない。


「この結果はウインターテストのときから感じていました。あわよくば、とも思っていなかった。バルセロナでのテストも含めて、4カ所のサーキットで走らせてみての結果ですから、勢力図は明らかだと思います。残念ながら、これがいまのトータルなクルマの現状だと思います」


 空力の天才、エイドリアン・ニューウェイが開発を率いているレッドブルは、空力性能に優れたマシンを作り出すことで有名だ。しかし、中国GPの週末はサーキットにその姿を見ることはなかった。いま、パドックでは「レッドブルがスペインGPに向けて、コンセプトを一新したフロントウイングを投入する準備を進めている」とまことしやかにささやかれ始めている。



(Masahiro Owari)


レース

4/18(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
4/19(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
4/20(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位ランド・ノリス77
2位オスカー・ピアストリ74
3位マックス・フェルスタッペン69
4位ジョージ・ラッセル63
5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

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