メルセデスW10、フロアの強度に問題か。補強箇所が決勝で破損した可能性
2019年3月20日
メルセデスは2019年F1オーストラリアGP決勝が終了した数時間後、ルイス・ハミルトンのフロアにダメージがあったことを発表したが、チームはスタート前から問題が発生する可能性を危惧していたのではないかという説もある。
ハミルトンはポールポジションを獲得したものの、スタートで出遅れ、チームメイトのバルテリ・ボッタスにリードを奪われる形になった。その後、ハミルトンにはボッタスを追うだけの速さがなく、戦略がうまくいかなかったこともあり、ボッタスに20.886秒の大差をつけられて2位でフィニッシュした。
チームはレース終了後、ハミルトンのマシンにダメージがあったことを明かした。「フロアの左リヤタイヤのすぐ前の部分にダメージがあることを発見した。その部分のフロアが大きく破損していた。現段階では原因はまだ100パーセント確認されてはいない」という声明をチームは発表した。
フロアの破損はマシンバランスに大きく影響したものと考えられる。ハミルトンは、走行中にマシンのどこかに問題があると感じていたと語っている。
F1iは、決勝前にメルセデスのクルーがフロアのこの部分をレジンで補強していたようだと伝え、その場面の写真を掲載した。
ハミルトンは決勝4周目にW10のハンドリングが変化したことに気付き、ロバート・クビサのフロントウイングなどコース上のデブリによってダメージを受けたのかもしれないとの考えを示している。
メルセデスは、ダメージの原因を究明するとともに、次戦バーレーンGPまでにW10のフロアのこの部分を強化してくるものと考えられる。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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