最新記事
- タイヤ劣化も大きく、ドライ予想のセッティン...
- ヒュルケンベルグの初表彰台を実現した好判断...
- 【ポイントランキング】2025年F1第12戦イギリ...
- ノリスが母国初優勝。37歳ヒュルケンベルグ、...
- 【正式結果】2025年F1第12戦イギリスGP 決勝
- 「新アップグレードは正しい方向への小さな一...
- 「しっかりまとめられたと思う」「今週末は間...
- F1 Topic:フェルスタッペンのポール獲得を実...
- アタック直前のデプロイ切れに足を引っ張られ...
- 初日苦戦のフェルスタッペン、低ダウンフォー...
- 角田裕毅、パワーロスに見舞われ予選Q2敗退「...
- フェルスタッペンが6戦ぶりのPP獲得。角田裕...
F1 Topic:年間総点数21点は無視できない、初代ファステストラップポイント獲得者予想
2019年3月17日
いよいよ、F1開幕戦オーストラリアGPの決勝レースがスタートする。このレースは2019年シーズンの1戦目という以外に、もうひとつ今までなかったある出来事がスタートする重要な一戦となる。それはファステストラップポイントの復活だ。
ファステストラップポイントは、1950年から59年まで導入されていたが、その後は消滅。今回60年ぶりに復活した。
ファステストラップポイント導入に関しては、いまだに賛否はあるものの、導入されたからには狙いに行くと答えるのは、メルセデスのレースストラテジストのジェームス・バレスだ。
「1回のファステストラップポイントで得られるポイントは1点だが、年間で21回のチャンスがある。チャンピオンシップを考えると、決して無視はできない」
では、どのようにして狙いに行くのか。バレスは次のように分析する。
「まず、燃料が軽くなった最後のスティントで狙うことになるだろう。タイヤのデグラデーション(劣化)が大きい場合は、タイヤを交換した直後が狙い目だが、今年のタイヤはどのサーキットでもそれほどデグラデーションが大きくはないと予想されるので、スティントの最後に狙いに行くことになるだろう」
■フリーピットストップできるドライバーが最有力か
ファステストラップポイントを獲得できるのは、トップ10のドライバーだけなので、ファステストラップを獲得するためだけに、燃料が軽くなったレース終盤にピットインしてタイヤを新品に変えるとというドライバーはいないだろう。
ただし、バレスは「トップ10内を走行しているドライバーでも、ファステストラップを獲得するために、燃料が軽くなったレース終盤にピットインしてタイヤを新品に変えるドライバーが出てくる可能性はある」と指摘する。
それは、前車との差がオーバーテイクできるほど接近しておらず、かつ1つ後ろのポジションのドライバーとの差がピットストップのロスタイム以上あり、いわゆる「フリーピットストップ(ピットストップしても順位が落ちない)」の権利を持っている場合だ。
そこで要注意となるドライバーは、優勝争いをしているドライバーより、トップ3チームで形成する第1集団の最後尾を走っているドライバーだ。メルセデス、フェラーリ、レッドブル・ホンダの3チームの中で、最後方のドライバーと第2集団との差が20秒以上あれば、そのドライバーはピットインして、新品タイヤに交換して、ファイナルラップにファステストラップを狙う可能性がある。
そこで過去5年間のオーストラリアGPのファステストラップ獲得者を調べてみると、そのドライバーは以下の通りだった。
2018年 ダニエル・リカルド (レッドブル)
2017年 キミ・ライコネン (フェラーリ)
2016年 ダニエル・リカルド (レッドブル)
2015年 ルイス・ハミルトン (メルセデス)
2014年 ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
2014年と15年のメルセデスは他を圧倒していたので、優勝争いをしていてもファステストラップを取れたが、16年以降は必ずしも優勝争いをしていたドライバーではない者が獲得していることがわかる。前後との差がある第1集団の最後方のドライバーは、たとえピットインしてタイヤを新品に変えなくとも、タイヤを温存できるので、レース終盤に良いラップを刻むことができる。
今年のオーストラリアGPでその可能性が高いのは、予選4番手のマックス・フェルスタッペンか、5番手のシャルル・ルクレールあたりだろう。もちろん、予選で3番手のフェラーリ以下に対してコンマ5秒以上の大差をつけたメルセデスが、タイヤの状態が良くないレース終盤でもファステストラップを記録可能性もある。
ファステストラップを賭けた、もうひとつの戦いにも注目したい。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
7/4(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
7/5(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
7/6(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

