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【F1プレシーズンテスト総合リザルト】フェラーリとメルセデスがそれぞれ強みを発揮。レッドブル・ホンダは真の実力を見せずに開幕戦へ
2019年3月4日
2019年F1プレシーズンテスト8日間が終了、最終日にフェラーリのセバスチャン・ベッテルが8日間総合でのトップタイムを記録した。一方、合計周回数で首位に立ったのはメルセデスのルイス・ハミルトンだった。
スペイン・バルセロナでの2回のテストは好天に恵まれ、各ドライバーはドライコンディションで周回を重ねることができた。20人のレースドライバーは、第2回テスト3日目と4日目にそれぞれのベストタイムをマーク。トラブルで走行の機会を失ったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン以外は、最もソフトなC5でタイムを出している。
テスト中、ほとんどの時間をロングランに費やしてきたメルセデスが、初日から速さを発揮してきたフェラーリに迫るタイムを記録。トップ4はその2チームのドライバーたちが占めた。5番手はルノーのニコ・ヒュルケンベルグ、6番手と7番手にはトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンとダニール・クビアトが続いた。
レッドブル・ホンダはガスリーが11番手、フェルスタッペンは17番手。しかしフェルスタッペンに関しては他のドライバーたちとは異なり、テスト終盤にC5でのプッシュラップを走っておらず、自己ベストをC3タイヤで記録しているため、本来ならもっと上位に来ていたものと考えられる。
■2019年F1プレシーズンテスト:各ドライバーのベストタイム
Pos | Driver | Team | Time(tyre) | Test Day |
---|---|---|---|---|
1 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1’16.221(C5) | 4 |
2 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1’16.224(C5) | 4 |
3 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1’16.231(C5) | 3 |
4 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1’16.561(C5) | 4 |
5 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1’16.843(C5) | 4 |
6 | アレクサンダー・アルボン | トロロッソ・ホンダ | 1’16.882(C5) | 3 |
7 | ダニール・クビアト | トロロッソ・ホンダ | 1’16.898(C5) | 4 |
8 | カルロス・サインツJr. | マクラーレン | 1’16.913(C5) | 4 |
9 | ロマン・グロージャン | ハース | 1’17.076(C5) | 4 |
10 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1’17.084(C5) | 3 |
11 | ピエール・ガスリー | レッドブル・ホンダ | 1’17.091(C5) | 3 |
12 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1’17.114(C5) | 4 |
13 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1’17.239(C5) | 4 |
14 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 1’17.556(C5) | 3 |
15 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1’17.565(C5) | 4 |
16 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1’17.639(C5) | 3 |
17 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1’17.709(C3) | 4 |
18 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | 1’17.791(C5) | 4 |
19 | ジョージ・ラッセル | ウイリアムズ | 1’18.130(C5) | 3 |
20 | ロバート・クビサ | ウイリアムズ | 1’18.993(C5) | 4 |
一方で、合計周回数ではメルセデスがフェラーリに勝っている。ハミルトンは最多の638周を走行、2番手にチームメイトのバルテリ・ボッタスが続いた。フェラーリは後半、トラブルが連発し、周回数ではメルセデスに200周近く差をつけられた。
チーム別での3番手はルノー、4番手にトロロッソ・ホンダが続いた。レッドブル・ホンダは第2回テスト3日目午後のガスリーのクラッシュと4日目のギヤボックストラブルにより、終盤周回数を伸ばすことができなかった。
■2019年F1プレシーズンテスト:ドライバー別周回数
Pos | Driver | Team | Laps |
---|---|---|---|
1 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 638 |
2 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 552 |
3 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 534 |
4 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 509 |
5 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 497 |
6 | アレクサンダー・アルボン | トロロッソ・ホンダ | 489 |
7 | カルロス・サインツJr. | マクラーレン | 473 |
8 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 463 |
9 | ダニエル・リカルド | ルノー | 452 |
10 | ダニール・クビアト | トロロッソ・ホンダ | 446 |
11 | ピエール・ガスリー | レッドブル・ホンダ | 439 |
12 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 425 |
13 | ロマン・グロージャン | ハース | 407 |
14 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 403 |
15 | ランド・ノリス | マクラーレン | 400 |
16 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 394 |
17 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 336 |
18 | ジョージ・ラッセル | ウイリアムズ | 299 |
19 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | 289 |
20 | ロバート・クビサ | ウイリアムズ | 268 |
21 | ピエトロ・フィッティパルディ | ハース | 61 |
■2019年F1プレシーズンテスト:チーム別周回数
Pos | Team | Laps |
---|---|---|
1 | メルセデス | 1190 |
2 | フェラーリ | 997 |
3 | ルノー | 961 |
4 | トロロッソ・ホンダ | 935 |
5 | アルファロメオ | 922 |
6 | マクラーレン | 873 |
7 | ハース | 871 |
8 | レッドブル・ホンダ | 833 |
9 | レーシングポイント | 625 |
10 | ウイリアムズ | 567 |
パワーユニット別では、フェラーリが最多周回数を走った。メルセデスはウイリアムズのテスト開始が遅れたこともあり、2番手に終わっている。フェラーリとメルセデスは3チーム合計であり、2チーム合計のルノーとホンダは、当然のことながら3番手、4番手の位置を占めることになった。
■2019年F1プレシーズンテスト:パワーユニット別周回数
Pos | Engine | Laps |
---|---|---|
1 | フェラーリ | 2790 |
2 | メルセデス | 2382 |
3 | ルノー | 1834 |
4 | ホンダ | 1768 |
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 99 |
2位 | ランド・ノリス | 89 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 87 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 73 |
5位 | シャルル・ルクレール | 47 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 38 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 31 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 20 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 188 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 111 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 89 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 78 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 25 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

