最新記事
- 原宿にレーシングブルズの特別リバリーマシン...
- ゴジラとハースF1の“共鳴”でコラボが実現「一...
- F1、ファナテックとの提携を延長。ライセンス...
- ハース、ゴジラとともに鈴鹿に挑む。F1日本GP...
- 中国自動車メーカーがF1参入の機会を狙う。BY...
- アストンマーティンがF1日本GPのFP1でクロフ...
- F1王者バトン、“鬼才を鬼才たらしめる”やり方...
- アロンソはF1を去るべき時か? 元チームメイ...
- F1、中国GPの好評もあり、緊急の変更は不要と...
- 鈴鹿で注目される2チーム。熾烈なパワーユニ...
- アストンマーティンとホンダを悩ます『異常振...
- 「鈴鹿でも結果を」密かに狙っていた選手権4...
【ホンダ密着】F1バルセロナテスト2日目:トップと1秒差も、「今は走行距離を稼ぐ段階」。信頼性はまだ万全とは言えず
2019年2月20日
F1バルセロナテスト2日目。ホンダ製パワーユニットは2台合わせて224周を走り、この日もトラブルフリーだった。もはや不具合を出さずに走ることが当然になり、パドックの話題にも上がらなくなっている。まともにエンジンもかからなかったホンダ初年度2015年のことを思い返せば、そんな状態が普通になったことがある意味感慨深い。
とはいえ田辺豊治テクニカルディレクターにしてみれば、もはや信頼性は心配ないレベルだとはとても言えない。1年前も、テストはきわめて順調だった。しかし開幕戦のオーストラリアで、いきなりトラブルに遭遇した。
「走行距離だけでいえば、出るはずのないトラブルでした。ベンチテストでもオフテストでも、問題なかった。それがメルボルンでは出てしまった」
その苦い経験も含め、「壊れたり不具合が出たりという長年の失敗の積み重ねの中で、何が開発の際に抜けていたのか、徐々に理解できてきた」と、田辺テクニカルディレクターは言う。しかしそれでもなお、テストベンチで予測されるトラブルを再現することは、「今の我々の技術レベルでは、まだ不可能」だという。
「ギヤボックスやタイヤを装着して、実際の加減速の連続や縁石に乗ったりという条件を、完全に再現することはまだできませんから。それを何とか置き換えようとしてますが、どうしても漏れる部分がある。胸を張って、イエスとはいえない」
だとすると、『年間3基、1基辺り7戦』という厳しい使用制限をクリアするのは、依然としてかなり高いハードルなのだろうか。田辺テクニカルディレクターは「それがメーカーに課された目標ですから。達成したいと思ってます」と言う。しかしその一方で、レッドブル側にはそこまでのこだわりはないようだ。
クリスチャン・ホーナー代表は初日の囲み取材の際、信頼性は重要と言いつつ、「状況によってはペナルティのダメージを最小限に抑えることも可能だ」と、信頼性よりもパフォーマンス重視と取れる発言をしていた。実際、去年のレッドブルは、ルノー製パワーユニットのトラブルで後方スタートを余儀なくされた際も、上位入賞を果たしている。
しかし田辺テクニカルディレクターは、「そこは今後の見極めです」と、あくまで慎重だ。
「レッドブルにしてみれば去年までの経験から、いけると踏んでるのかもしれない。今年もそうだと確認できれば、そういう選択も出てくるでしょう」
「ただ別の見方をすれば、はたしてホンダは絞ればパワーが出るのか。どんなに頑張ってもパワーが出ないで壊れてしまえば、前提が崩れてしまいます。それだったらやっても意味がないし、低い出力でも走り続けた方がいい結果を出せる。そこは今後の見極めですね」
■トップとは1秒差も、ホンダは「現時点でタイム差に意味はない」と主張
テストは2日目を終えて、フェラーリがトップタイムを出し続けている。一方レッドブル・ホンダは、両日ともにマクラーレンやハースに先行されている。しかしその結果にしても、「今はまったく意味がない」と、田辺さんは言う。
「去年のPP(ポールポジション)が1分16秒173。それに比べれば、今は全然遅いでしょう。距離稼ぎの段階で、1分19秒、20秒で走ってますから。いわば鼻歌交じりの状態ですよ」
「そこから2秒、3秒縮めていった世界での、コンマ1秒あるいはコンマ01秒の違いは、とてつもなく大きい。今の時点での1秒差は、それから言えばほとんど意味がありません」
そこまで行った段階で、初めて本当の実力差が見えてくるということだ。来週のテスト2週目には、ホンダもレースを含めた本格的なグランプリ週末のシミュレーションを行う。はたしてその時点で、ホンダのパートナーであるレッドブルとトロロッソは、どんな光景を見せてくれているだろうか。
(Kunio Shibata)
関連ニュース
| 1位 | ジョージ・ラッセル | 51 |
| 2位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 47 |
| 3位 | シャルル・ルクレール | 34 |
| 4位 | ルイス・ハミルトン | 33 |
| 5位 | オリバー・ベアマン | 17 |
| 6位 | ランド・ノリス | 15 |
| 7位 | ピエール・ガスリー | 9 |
| 8位 | マックス・フェルスタッペン | 8 |
| 9位 | リアム・ローソン | 8 |
| 10位 | アービッド・リンドブラッド | 4 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 98 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 67 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 18 |
| 4位 | TGRハースF1チーム | 17 |
| 5位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 12 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 12 |
| 7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 2 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 2 |
| 10位 | キャデラックF1チーム | 0 |


