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【津川哲夫の2019私的新車チェック:フェラーリ】今年のナンバー1候補登場。独自のエアロ追求と高い完成度は……絶対的に速そう
2019年2月18日
フェラーリはいつでも独自のエアロを作り出す。2019年のチャレンジャーでもあるフェラーリのニューマシン、SF90もその期待を裏切らない出来映えだ。
一見、大きな変化は見え難いが、実際にはエアロコンセプトが新レギュレーションに対処して大きく変更されている。そのなかでもっともわかりやすいのがサイドポッドとインダクションボックスだ。
昨年までのフェラーリのエアロ開発はフロア上面とサイドポッドエアロの改善に重点が置かれてきたが、ニューマシンSF90でもそれは突き詰められ、さらに進化させている。
インダクションボックスは開口部も容積も最小限にまで縮められ、ダクト部の幅は狭く、高さも低くなり、エンジンカバーは極めてコンパクトに絞られることになった。エンジンカバー部の容積を最小限に絞ることで、リヤウイング効率の向上が狙いと推測できる。
さらにこのコンパクト化は、カウル内部でセンタークーリングの熱交換システムのポジションが大きく変更されたことを示している。昨年のフェラーリはダブルデッカーの狭い二重ラジエターの設置でポッドサイドを絞っていた。SF90もSF70Hと同じ方式を継承しているはずだがサイドポッドが意外と膨らんでいることから、内部の冷却系のサイズが大きくなったことが伺える。
それでもリヤウイングへのデッキ構成はスムースに低く成形され、新リヤウイングへの配慮がうかがえる。上面のエアロを重視してマシン上面をコンパクトにし、その分、サイドポッドに容量を移したというのがSF90のエアロポイントなのだろう。冷却系デバイスを下げることはマシンの重心を下げることにもつながる。
その他では、フロントウイングの繊細な形状も目に付く。エンドプレートのアウトカーブとタイヤとの距離感が微妙にあり、意外とサイドブローはまだ生きていそうな雰囲気だ。
これらをトータルに見てみると、フェラーリの新車SF90はセオリーを貫いた低重心化、シッカリとした冷却、2019年規定下でのダウンフォース確保、まだ働いているサイドブロー(アウトワッシュ・サイドワッシュ)等からPUのパフォーマンスの向上や、低ドラッグ、操縦性の向上……等など、その狙いと効果に想像が及ぶ……SF90、速いかも……いや絶対に速いかも……。
(Tetsuo Tsugawa)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
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