最新記事
- ハミルトン、レース開始直後からGPSが使えず...
- 「まさにレジェンドだった」無線を送り、パル...
- 「荒れた展開のレースを活かせなかった」「リ...
- 「すべての判断は正解だったが、インターはペ...
- タイヤ劣化も大きく、ドライ予想のセッティン...
- ヒュルケンベルグの初表彰台を実現した好判断...
- 【ポイントランキング】2025年F1第12戦イギリ...
- ノリスが母国初優勝。37歳ヒュルケンベルグ、...
- 【正式結果】2025年F1第12戦イギリスGP 決勝
- 「新アップグレードは正しい方向への小さな一...
- 「しっかりまとめられたと思う」「今週末は間...
- F1 Topic:フェルスタッペンのポール獲得を実...
F1技術解説 ホンダPU進化の過程(2):重心位置を下げ、信頼性に懸念があったオイルタンクを大改良
2019年1月9日
2015年のF1復帰から苦戦を強いられてきたホンダF1。マクラーレンと袂を分かち、トロロッソと手を組んだ2018年シーズンでは、ホンダに明るい兆しが見えてきた。そんなホンダがいかに進化していったか、F1iのテクニカルエキスパート、ニコラス・カーペンティアーズがその軌跡をたどる。
■重心低下と吸気系の改善

ホンダPU(パワーユニット/エンジン)RA615HとRA618Hを比較する一番上の2枚の写真を見るだけでも、2015年から2018年にかけていかに重心位置が低くなっているか一目瞭然である。もはやVバンク上にはMGU-H(熱エネルギー回生システム)しかなく、ホンダの技術者たちはその空いたスペースを活かして、可変吸気バルブの改良に取り組んだ。
さらに真ん中の写真では、青色矢印で示されているようにコンプレッサーで圧縮された空気を燃焼室に送る巨大なダクト3本のうちの右バンク側の2本が視認できる。2017年以来ホンダは吸気系を改善し、メルセデス同様にプレナムチャンバーを左右バンクに分割する方式を取っている。
■オイルタンクの大改良
コンプレッサーの搭載位置を下げたことは、マシンパッケージ全体に好影響を与えた。しかし一方で、オイルタンクの信頼性に大きなしわ寄せが行くことになった。2017年シーズン序盤に起きたオイル漏れトラブルは、まさにそれが原因だった(第3戦バーレーンGPではMGU-Hのベアリングが焼き付くなどして、実に5基のパワーユニットを交換した)。
だが2018年にはオイルタンクの設計を大きく見直し、根本的な解決にたどり着いた。2017年には正面右側がほとんど断ち切られた三日月型の形状だったオイルタンクが、2018年のRA618Hではほぼ直方体に近い形になったのだ。
オイルタンクのど真ん中には依然として、コンプレッサーに繋がるダクトが貫通している。しかし2018年型ではインタークーラーからのチューブで占められていた右側のスペースを回復。左右に分かれたインタークーラーと繋がる2本のチューブは、(2ページ目の写真で示されているように)タンク脇にコンパクトに取り回されている。
その3に続く
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ Kunio Shibata)
関連ニュース
7/4(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
7/5(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
7/6(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

