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F1アブダビGP FP1:フェルスタッペンがトップ、11番手のガスリーは終了間際に右リヤから白煙

2018年11月23日

 シーズン最終戦のアブダビGP。午後1時からのFP1は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。


 気温29℃、路面温度43℃のコンディションで始まったFP1だが、上空は雲ひとつない快晴で、降水確率は言うまでもなく0%だ。タイヤへの負荷の少ないこのサーキットには、スーパーソフトタイヤ、ウルトラソフトタイヤ、ハイパーソフトタイヤの最も柔らかいコンパウンドが投入された。


 ウイリアムズからは、前日に2019年からのレース復帰が正式発表されたばかりのロバート・クビカが、セルゲイ・シロトキンに代わって出走。他にはザウバーが、同じく来季のシートを射止めたアントニオ・ジョビナッツィを走らせている。五冠が確定したメルセデスのルイス・ハミルトンは、ノーズにカーナンバー44の代わりにチャンピオンナンバーの1を付けた。


 路面グリップがまったくないことに加え、夕刻以降に走る予選、レースとまったくコンディションが違うこともあって、多くのマシンがインスタレーションを終えてからは走行を控えている。それでも開始後26分には、ハミルトンがハイパーソフトで1分39秒675のトップタイムをマーク。0.082秒差でダニエル・リカルド(レッドブル)が続いた。


 開始後34分。マーカス・エリクソン(ザウバー)が、ターン1立ち上がりの縁石に乗り過ぎてスピン。イン側のバリアにノーズから突っ込んだが、自力でピットへと戻っていった。直前にはフェルスタッペンが、ハミルトンを0.289秒しのぐ最速タイムを叩き出している。


 セッションが残り30分となったところで、フェルスタッペンがハイパーソフトの新品を履き、1分38秒491のトップタイムを叩き出した。ハミルトンもウルトラソフトで自己ベストを更新しているが、その差は1秒052まで広がった。


 終盤にはリカルドがハイパーソフトで、チームメイトから0.454秒差の2番手に上がり、レッドブル1-2体制を構築した。3、4番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)、ハミルトン。エステバン・オコン(フォース・インディア)、ケビン・マグヌッセン(ハース)が5、6番手に付け、フェラーリ勢はキミ・ライコネン7番手、セバスチャン・ベッテル8番手だった。


 終了5分前、ピエール・ガスリーが右リヤから白煙を上げながらピットイン。ガレージに入って、そのままセッションを終えた。トロロッソ・ホンダの2台は、終始ハイパーソフトで周回。ガスリーは11番手、ブレンドン・ハートレーはチームメイトから0.466秒差の14番手だった。注目のクビカは、トップから4秒5落ちの最下位に終わった。

2018年F1第21戦アブダビGP ロバート・クビカ
2018年F1第21戦アブダビGP ロバート・クビカ



(Kunio Shibata)


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