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ベッテル、2018年F1タイトルを諦めず。残り6戦全勝を目指す

2018年9月21日

 フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、2018年F1世界選手権でタイトルを獲得することを諦めてはいない。これまで4度チャンピオンとなった経験を持つベッテルは、残された6戦すべてで優勝し、最終的に王座に就くことが自分には可能だと自信を示した。


 シンガポールGPでポイントリーダーのルイス・ハミルトンに40ポイント差をつけられ、ベッテルのタイトル争いの見通しに陰りが見え始めている。


 しかしもしベッテルが残り6戦すべてを勝ち、毎回ハミルトンを2位に抑え込めれば、最終戦アブダビGPでベッテルはハミルトンを2ポイント上回り、5度目の王座に就くことができる。


「もしこれからのすべてのレースで勝てば僕たちは安泰だ。それをこれからの目標にしなければならない」とベッテルはAuto Bildに語った。


「まだ何かを失ったわけではない」とベッテルは今週La Gazzetta dello Sportに対して述べている。
「僕たちは最後のレースへ向けて冷静に、決意を持って最後まで戦うつもりだよ」


「第一に、僕には可能だ。そのことを4回証明してみせた」とベッテルは言う。
「このドライビングスタイルで4度の世界タイトルと52の勝利をつかんだ」


「第二に、僕たちにはメルセデスに匹敵するマシンがある。僕はまだ自分自身の力で世界チャンピオンになれる。だから戦い続けるよ」


 フェラーリが優勢とみられていたシンガポールでハミルトンは優勝し、ベッテルは3位に終わった。
「シンガポールは(タイトル争いの上で)プラスにならなかった。勝てるレースに勝たなかったことはがっかりだよ。でも僕たちは自分自身に打ち勝つしかないと思っている」

■ベッテル、戦略失敗のフェラーリを擁護

 ベッテルはシンガポール決勝でフェラーリが採用し、結果的にうまくいかなかった“リスクの高い”戦略についてチームを擁護した。


「誰でも失敗は怖い。時にはリスクをとってもうまくいかないことは、僕もよく分かっている。でもそれで自分を萎縮させてはいけないんだ」


「アイルトン・セナは、隙間があるのにそこに飛び込んでいかないようでは、もはやレーシングドライバーではないと言った。僕も同感だよ。同じことがリスクの高い戦略にもあてはまる。たとえばシンガポールでとったような戦略だ。僕はいつでも自分のチームの味方をするよ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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