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チェッカーフラッグのミスに関して“罪なき犠牲者”ウィニー・ハーロウに非難殺到。F1を代表しブラウンが謝罪

2018年6月14日

 F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターであるロス・ブラウンは、F1カナダGPでチェッカーフラッグに関するミスが起きた問題について、誤った批判を受けたウィニー・ハーロウに対し謝罪を行った。


 カナダGP決勝の周回数は70周と定められていたものの、今回チェッカーフラッグを託されたモデルのハーロウは、トップのセバスチャン・ベッテルが69周を走り切った時にフラッグを振った。そのため、スポーティングレギュレーションに基づき、レースは68周で終了したものとみなされた。幸いトップ10のリザルトには変動がなかったものの、ダニエル・リカルドが最後に記録したファステストラップが取り消されるなど、いくつかの影響は発生した。


 FIAレースディレクターのチャーリー・ホワイティングは、問題の原因は担当者間のコミュニケーションミスであり、実際にフラッグを振ったハーロウに非はないことを認めていた。


 しかし事情を把握していない人々から、ハーロウへの批判が相次いだ。これを受け、ブラウンはF1を代表する形で状況を改めて説明し、ハーロウへの謝罪を行った。


「レース終盤の一件について、スーパーモデルのウィニー・ハーロウは罪なき犠牲者である」とブラウンがコメントした。


「彼女は70周のレースの69周が終わった時点でチェッカーフラッグを振るよう指示された」


「彼女がこれほどひどく非難されているのを見て、辛い気持ちになった。レースディレクターのチャーリー・ホワイティングが説明したとおり、本件はふたりのオフィシャルの間のコミュニュケーションミスが原因で起きたことだ」


「ウィニーは与えられた指示に従っただけである。彼女が辛い思いを味わったことに対し謝罪したい。また、彼女がF1をサポートしてくれたことに感謝する」  
 
 ホワイティング同様、ブラウンも問題の再発を防ぐための対策を行うと述べている。



(AUTOSPORTweb)


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