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アロンソ「スペインのアップグレードでトップに躍進できるとは思っていない」

2018年5月10日

 マクラーレンF1チームのフェルナンド・アロンソは、当然のことながらホームグランプリであるスペインGPでいい戦いをしたいと考えているが、ここにチームが持ち込むアップグレードによってパフォーマンスが飛躍的に向上するとは考えていないと、慎重な見方を示した。


 2018年にパワーユニットをルノーに変更したマクラーレンは、シーズン序盤4戦は毎戦入賞を果たし、現時点でコンストラクターズ選手権4位につけている。しかし、実際のパフォーマンスは期待に届かず、予選ではまだQ3進出を果たしていない。


 マクラーレンはプレシーズンテストでトラブルが相次いだために開発が遅れ、当初予定していたパッケージを開幕戦に持ち込むことができず、ヨーロッパラウンドの初戦となるスペインに、真の2018年型というべきマシンを導入する予定だ。アロンソはこれによるパフォーマンス向上を望みつつも、劇的な改善を期待するべきではないと述べている。


「ヨーロッパに、そして母国スペインに戻れるのはすごくうれしいことだよ! 母国のファンの前でレースをするときの気持ちに勝るものはない。僕は自分の生まれた国でレースができるので、とてもラッキーだ。すべてのドライバーにそのチャンスがあるわけじゃないし、スペインのファンからの応援は年々大きく熱心なものになっている」とアロンソは語る。


「スペインGPはこれから夏休みまでの非常に忙しい数カ月の皮切りとなる。マクラーレンにとっても、他のカテゴリーでのレースがある僕にとっても、これから忙しい日々が始まるんだ。挑戦に向けて準備万端整っているし、これからの数レースがどうなるか本当に楽しみにしている」


「いくつか開発が進行中なのは知っているけれど、一夜にして僕たちをグリッドの先頭に躍進させてくれる特効薬のようものはないということも分かっている。ファクトリーでは多くの作業が行われてきているが、やるべき仕事はまだまだたくさんある。バルセロナでは、いくつか新しいことを評価し、自分たちの位置を確認する機会に恵まれる。シーズンを通して向上していくにあたり、マシン開発で進むべき方向性を決定するチャンスにもなるだろう」


「今週末に母国のファンの前で、また激しくプッシュしていきたいと思っている。アゼルバイジャンでいい戦いをした後だけに、なおさら楽しみだよ」



(AUTOSPORTweb)


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