F速

  • 会員登録
  • ログイン

マクラーレンF1首脳、他ルノーPUユーザーとの差を認める。「目標をもっと高く設定すべきだった」

2018年4月17日

 マクラーレンF1のレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、チームのMCL33設計方針が保守的であり過ぎた結果、チーム目標には則しているもののパフォーマンスに欠けるマシンができてしまったと考えている。


 今シーズン、マクラーレンはこれまでのところ大敗は喫していない。だが、2018年型マシンのパフォーマンスレベルは、基準となるべき競争相手であるレッドブルやルノーのそれと比べて明らかに劣っている。


 ブーリエの見るところ、マクラーレンのパフォーマンスが相対的に低い水準にある原因の一部は、チームが当初設定した目標が十分に高くなかったことにあるという。


「マシンはチームの目標に合うように完成している。ということは、おそらく目標自体が適正ではなかったのだろう」とブーリエ。


「だから、我々は何を達成すべきか、というチーム目標を修正する必要がある」


「マシンは今も非常にバランスが取れたものだ。ドライバーたちの話を聞くと、バランスについては満足だと言っている」


「どんなセットアップを試しても、マシンはそれに沿った反応をする。マシンの設計という観点では、悪い要素はないと考えている。コーナーを曲がるときとストレートで、もっとスピードが出るようにするだけで良いのだ」


 マクラーレンの経営陣は2018年シーズン開幕前に、レッドブル・レーシングから、ルノー製エンジン搭載チームとしての正確な標準パフォーマンスを示されたことを明らかにした。


 これに関連してブーリエは、現在のマクラーレンがレッドブルから相当の差をつけられているだけでなく、ワークスチームのルノーにも遅れていると認めた。


「我々は、ルノーやレッドブルと同じパワーユニットを搭載している。そのなかで我々が遅れているということについては、事実以外に隠れた原因など存在しないのだ」とブーリエは話す。


「なぜ我々は予選で遅いのか、なぜ決勝ではより良い走りができているのか、なぜルノー製エンジンを搭載している他チームよりも遅いのか、把握する必要がある。それに尽きる」


「バーレーンで持ち上がった疑問点はいくつもある。ただこのプロセスは今も途中の段階だ。我々は疑問点を洗い出さなければならないし、今後もそうすることになるし、現在もまさにそうしつつある」


 ブーリエは、5月にバルセロナで実施される予定のマクラーレンの開発プログラムとアップグレードによって、MCL33がより改善されることを期待している。


「これは難しい作業だ。当然我々は現状に満足などしていない。現在進行中の多くの取り組みを通じて、我々と上位チームとの隔たりをもう少し小さくしたい」


「現状は、皆の予想とは明らかに異っている。だが、ここから進歩してトップ3に追い付くのは簡単なことではない」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)


レース

9/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イタリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ324
2位ランド・ノリス293
3位マックス・フェルスタッペン230
4位ジョージ・ラッセル194
5位シャルル・ルクレール163
6位ルイス・ハミルトン117
7位アレクサンダー・アルボン70
8位アンドレア・キミ・アントネッリ66
9位アイザック・ハジャー38
10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

チームランキング

※イタリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム617
2位スクーデリア・フェラーリHP280
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム260
4位オラクル・レッドブル・レーシング239
5位ウイリアムズ・レーシング86
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー55
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第16戦イタリアGP 9/7
第17戦アゼルバイジャンGP 9/21
第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号