最新記事
- グランプリのうわさ話:オースティン、コース...
- JRPA日本レース写真家協会が2024年モータース...
- ルーキーレース延期の理由のひとつはロジステ...
- ルノーの次世代F1パワーユニット救済を求める...
- 2025年用ピレリF1タイヤのテストにメルセデス...
- F1、巨大複合企業グループ『LVMH』と10年のグ...
- 【角田裕毅を海外F1ライターが斬る】マルコの...
- シーズン後の新『F1ルーキーレース』、2024年...
- F1パワートレイン事情:ハミルトンがアゼルバ...
- 「いじめに遭い、本当につらい時期があった」...
- 苦戦するチームに「特効薬はない」アルピーヌ...
- 松田次生のF1目線:ドライバーに求められるセ...
トロロッソ・ホンダ甘口コラム 開幕直前編:経験不足を密なコミュニケーションで補うホンダF1の新体制
2018年3月20日
トロロッソ・ホンダの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価するF1速報WEBの連載コラム。レースごとに、週末のトロロッソ・ホンダのコース内外の活躍を批評します。今回は開幕直前編としてオートスポーツWEBにも甘口・辛口の両方を掲載します。
——————————
モータースポーツの世界では、経験は貴重だ。したがって、パートナーを組んで1年目となるトロロッソ・ホンダは、ライバルたちに対して『経験』という面でハンディを背負っていることになる。
同時に、ホンダは内部の体制も変えている。これまで前任の長谷川祐介氏が務めていたホンダのF1プロジェクト総責任者というポジションを廃止。一人がすべてを統括するのではなく、栃木県で研究開発するHRD さくらとサーキットの現場にそれぞれ統括責任者を置き、役割を分担することとなった。HRD さくらを統括するのは浅木泰昭氏。現場は田辺豊治氏がその任に就く。
田辺氏は新しい体制では新テクニカルディレクターだが、1990年代前半からF1に携わり、ホンダF1の第二期と第三期でも活躍していたベテラン。前任はインディカープロジェクトを担当し、昨年の佐藤琢磨選手のインディ500優勝も影で支えていた。その田辺氏は新しい体制での船出について次のように語っている。
「いい面も悪い面もあります。過去3年間のやり方を大きく変えるわけですから、慣例化していたこともあるわけで、時間はかかるかもしれません。でも、この新しい体制では、何がベストなのかを突き詰めて議論することができています。我々はこれが最善の手法だと思っていますし、トロロッソもそう感じてくれていますから、このやり方がうまくいくと思います」
つまり、何事も良し悪しが表裏一体となっていて、経験もプラスになることもあれば、マイナスになることもあるというわけだ。例えば、人間関係という点では、経験は時に「わかっているつもり」という誤解を招き、経験のなさは逆に「相手のことがわからないから、もっと知ろう」とコミュニケーションを密にとるというプラスの作用が働く。
今年のプレシーズンテストまでのトロロッソ・ホンダが、まさにそうだった。トロロッソとの8日間のテストを、田辺氏は次のように振り返った。
「トロロッソとのチーム結成が決まってから、たくさんのことを話し合ってきましたし、チームとして効率を上げていくために毎日議論を重ねました。現時点では、問題なく非常にうまく連携できていると感じています」
これは、ホンダ側だけが感じていることではない。トロロッソのテクニカルディレクターであるジェームズ・キーもこう語っている。
「いくつか車体側にトラブルが起こったが、テスト全般としてはとてもうまくいき、順調にテストプログラムをこなすことができた。こんなに多くを走れたのはチームの歴史上初めてだ。これはホンダの努力が実を結んだもので、彼らとはとてもうまくやれ、いい関係を作れたという点でもテストは大成功だった」
いよいよトロロッソ・ホンダの新しいシーズンが開幕する。経験がマイナスにならないよう、いつまでもコミュニケーションを密にとり続けてほしい。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |