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【津川哲夫のF1新車チェック】どうした!? RB14。完成度は高いがコンサバなレッドブルなど見たくない
2018年2月20日
ちょっと待ってくれ! どうしたレッドブル!? たしかにサイドポッドは狭く短く低く,無駄なく後方に向かってタイトに絞り込まれて極めて格好が良いのは嬉しいのだが……あまりにもフェラーリとメルセデスを意識し過ぎていないか?
サイドポッドのエントリーダクト周りとフロアフロント・バージボードエリア、ここは特にライバルに酷似している。おまけにフロントサスペンションを持ち上げてアームに、下反角まで付いてしまった。レッドブルのエアロデパートメント(開発部隊)はもっと個性があったんじゃないのか?
昨年、風洞施設の誤差修正の異常でエアロデータが狂ってしまい、痛い目に遭っているので手短に高効率が最初から見込まれる手法を使いたい気持ちはわかるが、それではレッドブル・エアロの威厳にかかわらないか?
実際、レッドブルならハロのエアロ処理にも何か面白いことをしてくるのではと期待していたのだが……。しかし、このトレンド処理への文句はともかく、RB14が全体的にハイレベルに仕上げられているのはたしかだ。
特にトリックサスペンションジオメトリーが規制され、バリアブルなライドハイトの制御が難しくなってきたので、エアロ効率の向上に硬いフロントサスペンション剛性を施しフロントライドハイトを固定し、リヤサスペンションの上下のストロークでレーキ角のエアロ調整を狙っているようだ。その結果がハイライズ・サスペンションの採用につながったのだろう。
数年前までレッドブルが行っていた、リヤサスペンションのストロークを利用したレーキ角エアロ・コンセプトが復活したのかもしれないが、これは実際の走行を見なければ判断はつかない。
本当はコンサバなレッドブルなどは見たくないのだが、即戦力マシンと考えれば致し方ないのかもしれない。実際、今シーズンのルノーPUのパフォーマンスも信頼性もまだ保証はないのなら、車体側はコンサバに行くしかなかったのだろう。
(Tetsuo Tsugawa)
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9/19(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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予選 | 21:00〜 | |
9/21(日) | 決勝 | 20:00〜 |


1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |

