F速

  • 会員登録
  • ログイン

【津川哲夫のF1新車チェック】実はメルセデスとフェラーリの良いトコ取りか。評価が難しいウイリアムズFW41

2018年2月19日

 ウイリアムズの2018年のニューマシン、FW41が発表されたが、残念な点があった。フロントサスペンションのアレンジメントが昨年と変わっていないように見えたことだ。


 昨年同様の足回りではサスペンションストロークが取れず、セッティング幅を小さくなる。もともとプッシュロッドのアップライトマウントを使っていないチームなので、FW41になってもハードフロントを堅持しているのはうなずけない。

ウイリアムズF1、2018年型『FW41』を発表

 それに、フロントライドハイトの制御をハードなサスペンションで賄うのは若干、近年のトレンドに反する。ただ、これは今シーズンのタイヤコンパウンドが柔らかく設定されていることを考慮して、敢えてハードな方向を踏襲しているとも考えられる。


 サスペンション以外で目に付いたFW41の特徴的な部分としては、短くなったサイドポッドが挙げられる。今まで以上に低く狭くコンパクトに成形されたバックエンドは好ましいし、ポッドサイズから、インタークーラーが液冷になった可能性もありそうだ。


 これは昨年、メルセデスからウイリアムズに移籍したパディ・ロウが、メルセデスのマシンで攻めた部分なので充分に可能性が高い。

 パディ・ロウは軽量化と重量配分、そして過激なエアロ進化を語るが、フロアフロント部はフェラーリとメルセデスのデザインに追随した結果に見える。特にフロア先端サイドエッジのプレートはメルセデスのカモメ・カナードと同様にマウントしており、さらにリーディングエッジのスラットもフェラーリ的。メルセデス&フェラーリのトレンド融合マシンのように見え、何とも評価しがたいところだ。


 ただ、ウイリアムズは昨年まで、数年続けてマシン造りに大きな変化が見られなかっただけに、大幅なエアロの進化を狙ったFW41にはそれなりの期待感は持てそうなのだが、果たして……。



(Tetsuo Tsugawa)


レース

12/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
12/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
12/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位ランド・ノリス423
2位マックス・フェルスタッペン421
3位オスカー・ピアストリ410
4位ジョージ・ラッセル319
5位シャルル・ルクレール242
6位ルイス・ハミルトン156
7位アンドレア・キミ・アントネッリ150
8位アレクサンダー・アルボン73
9位カルロス・サインツ64
10位フェルナンド・アロンソ56

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム833
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム469
3位オラクル・レッドブル・レーシング451
4位スクーデリア・フェラーリHP398
5位アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング137
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム92
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム89
8位マネーグラム・ハースF1チーム79
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー70
10位BWTアルピーヌF1チーム22

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
第24戦アブダビGP 12/7
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号