最新記事
- ウイリアムズのサインツが有言実行の表彰台。...
- 【ポイントランキング】2025年F1第17戦アゼル...
- 【順位結果】2025年F1第17戦アゼルバイジャン...
- フェルスタッペンが今季4勝目。角田裕毅はロ...
- グランプリのうわさ話:COTA会長、オースティ...
- 「ペースを最大限発揮できるチャンスはまだ十...
- 「ソフトを選んだのは唯一残っていた新品だっ...
- フェラーリのルクレール、クラッシュで予選Q3...
- 「正しい方向に進み続けたい」と臨んだ予選は...
- マクラーレンがまさかの予選7&9番手。ノリス...
- 波乱の予選でフェルスタッペンがポール。他を...
- オコンが予選失格。ウイングたわみ検査に不合...
【特集:F1マシンの誕生】コンセプトの決定(3)ギヤボックスはマシン設計の根幹をなす最重要パーツ
2018年1月31日
F1マシンの完成には、コンセプトの提案から冬のバルセロナテストで実車を走らせることにこぎ着けるまで、実に1年以上の歳月を必要とする。ルノーF1チームのテクニカル・ディレクター、ニック・チェスターへの独占インタビューを基に、F1マシン製作の全過程を「コンセプトを決める」「開発のスケジューリング」「F1マシンのデザインとは」「マシン製作」の4テーマにわたって紹介しよう。
——————————————-
●コンセプトを決める(その3)
全体のコンセプトが決まったあとは、燃料タンクの形状、エンジンのサイズ、ギヤボックスの長さとサイズ、サスペンションのジオメトリーなどが、マシン性能を決める重要な要素となっていく。
もちろんこれらはF1の技術規約に則ったものでなければならない(重量配分や最大ホイールベース長なども規定されている)。いうまでもなく空力分野の制限も、同じように厳しいものだ。なので上述のような主要コンポーネントをいかにパッケージングするかは、空力性能を決める上での決定的な要因の一つになっている。
実際の生産工程では、主要コンポーネントはまず内部構造が製作され、ハウジングを作るのはその後なのが普通だ。内部パーツの製作の方がずっと時間がかかるからだが、たとえば冬のテストの際にいくつかの仕様のトランスミッションを試したいからという理由も関わっている。
「新車開発の中でも、ギヤボックスの設計はかなり初期からスタートする。製作までに最低でも6ヶ月のスパンを見込む必要があるし、何よりパワーユニットと足回りに直接連結される重要なパーツだからね。ホイールベースとサスペンションを決めるエンジニアにとっては、ギヤボックスが決まらなければ作業を先に進められないんだ」
「ギヤボックスはサスペンションの負荷を支える構造物でもあるし、リアサスペンションのジオメトリーを決めるには、ギヤボックス上のピックアップポイントがわからないことには話にならない」
「つまりマシン設計においては、すべての要素が密接に絡まり合っているということだ。なので各パーツの設計図は正確に指定されたスケジュールで、それぞれの開発部門から出てくることが絶対に必要なんだ」
「車体デザインは何月何日、ギヤボックスのケーシング設計は何月何日、内部パーツの設計は何月何日という具合にね。それが守られて初めて、実際の製作が開始され、平行して作業を行うことで初めて、冬のテストに完成車を投入することができる」
F1マシンの製作は、文字通り時間との戦いである。なので設計から製作、完成車のテスト走行に至るまでいかにスケジュールを決めるかは、最重要の課題なのである。次回の第2章『開発のスケジューリング』で、それについて説明しよう。
(Translation:Kunio Shibata)
関連ニュース
9/19(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/20(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/21(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |

