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【動画】2017年F1オーバーテイク・ベスト10:“キング”リカルドのトリプルパスがナンバーワンに

2017年12月19日

 F1公式サイトが2017年シーズンのオーバーテイク・ベスト10を選出し、ファンの投票によって決定したランキングを発表した。


 今年はF1テクニカルレギュレーション変更の影響でオーバーテイクの回数は半減したが、それでも多数のエキサイティングなシーンがあった。
 2017年F1のオーバーテイク・ベスト10をカウントダウンで振り返り、最後にダイジェスト動画を紹介する。

第10位 ヒュルケンベルグ vs オコン&ペレス(第12戦ベルギーGP)

 オー・ルージュでフォース・インディアのセルジオ・ペレスとエステバン・オコンが激しすぎる同士討ち。ペレスがオコンをウォール際に幅寄せしている隙にルノーのニコ・ヒュルケンベルグが2台をパスしていく。カナダGP、アゼルバイジャンGPに続いて起こったチームメイト同士の接触に対し、フォース・インディアは以後、ふたりが自由にコース上で争うことを禁じた。

第9位 サインツJr. vs ペレス(第17戦アメリカGP)

 このレースからルノーに移籍したカルロス・サインツJr.は、予選8番手の大躍進。周回を重ねるごとにマシンに慣れてきたサインツJr.は、33周目のターン19でペレスとのサイド・バイ・サイドのバトルに競り勝ち、7位入賞を果たした。

第8位 アロンソ vs サインツJr.(第11戦ハンガリーGP)

 苦戦続きのマクラーレン・ホンダが2台そろって予選Q3に進出したハンガリーGP。36周目にソフトタイヤに交換したフェルナンド・アロンソは、37周目の1コーナーでサインツJr.に先行を許すものの、クロスラインで逆転のオーバーテイクに成功。「新品のタイヤでプッシュできるのは2ラップだけだと分かっていたから“カミカゼ”のように攻めたのがうまくいった」とアロンソ。

第7位 リカルド&ライコネン vs ボッタス(第12戦ベルギーGP)

 34周目のケメルストレートエンド、ルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルがトップ争いをしている後ろで、ダニエル・リカルドとキミ・ライコネンがバルテリ・ボッタスを左右からオーバーテイク。2台に挟まれ行き場を失ったボッタスはたまらずコースアウトを喫し、5番手まで後退してしまう。

第6位 リカルド vs ライコネン(第13戦イタリアGP)

 パラボリカでスリップに入ったリカルドは41周目のターン1でライコネンを鮮やかにオーバーテイクし、4番手に浮上。大勢のティフォシが見守るモンツァだが、ライコネンはまったく抵抗することができなかった。

第5位 マグヌッセン vs マッサ(第14戦シンガポールGP)

 スタートから上位勢の事故など波乱含みの展開となったシンガポールGPは2度のセーフティカー出動の後、15周目にレース再開。17周目、ケビン・マグヌッセンが幅寄せされながらもなんとかフェリペ・マッサをオーバーテイク。意地を見せるマッサにいったんは抜き返されたが、マグヌッセンはターン7で再びマッサをパス。

第4位 ハミルトン vs アロンソ(第18戦メキシコGP)

 レース序盤にベッテルと接触しダメージを負ったハミルトンは最後尾まで後退。少しずつ追い上げを果たしたハミルトンは、好走を見せるアロンソを抜きあぐねたが、ついに67周目のターン5でトラックリミットぎりぎりまで使いながらオーバーテイクに成功。9位入賞を果たし、4度目のタイトルを獲得した。

第3位 ベッテル vs ボッタス(第5戦スペインGP)

 オープニングラップにトップに立ち、14周目にソフトタイヤに交換したベッテルは、16周目にリカルドをパス。ところが、その後8周に渡ってボッタスを抜けず、25周目にようやくオーバーテイク。このタイムロスが響きその後のハミルトンとの争いに敗れ、2位に終わる。「彼はタイヤがタレた状態で、ずっと僕をブロックし続けた。なかなか抜けず、その間にタイムロスしてしまった」とベッテルはレース後に語った。

第2位 ベッテル vs リカルド(第2戦中国GP)

 22周目、ベッテルとリカルドの攻防。サイド・バイ・サイドでホイール同士を何度か接触させながら、ターン7でアウトから襲いかかるベッテル。接触事故の危機を間一髪逃れ、見応えのあるオーバーテイクを成功させた。

第1位 リカルド vs ヒュルケンベルグ&ストロール&マッサ(第8戦アゼルバイジャンGP)

 コース幅の狭い市街地コースにおいて、最後のリスタートでリカルドがまるでテレビゲームのシーンのように、ヒュルケンベルグ、ランス・ストロール、マッサの3台をまとめてオーバーテイク。そのインパクトの大きさから、これが2017年の最優秀オーバーテイクに選出されることとなった。
 リカルドは、2017年シーズン、全ドライバーにおいて最多の43回、オーバーテイクを成功させている。

■2017年F1オーバーテイク ベスト10(動画)



(AUTOSPORTweb)


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