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毒舌パドック裏話 F1マレーシア&日本GP編:少し物悲しい19年通い続けた最後のセパン

2017年10月20日

 ちょっと毒舌なF1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。マレーシア&日本GP編です。

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 今年限りでマレーシアGPが終わってしまうのは、実に残念なことだ。このグランプリは、あまり大きな事件が起きない、のどかで平和なイベントだった。現場へ足を運ぶメディアの人数もいつもの半分ほどで、レストランやホテルの値段も安く、また熱帯地方特有のスコールが私たちには程良い刺激になってくれた。

 F1の新たなボスたちが、より目新しくエキサイティングな開催地を探そうとするなかで、マレーシアのプロモーターは「たとえ開催権料が無料になったとしても、F1を再開させたいとは思わない」と断言した。だが、メルセデスのメインスポンサーでもあるマレーシアの国有石油会社ペトロナスは、おそらくそうは思っていないはずだ。

 長年常宿にしていたあの“星なし”ホテルにも、もう泊まる機会はないだろう。ホテルのメインエントランスの反対側には、小さいながらも素敵なオープンレストランがある。

 私たちヨーロッパのジャーナリストは、まだ揺りかごで寝ている赤ん坊だったレストランのオーナーの娘が、クアラルンプール大学で経営学を学ぶ若い女性になるまでの過程をずっと見守ってきた。まさに私たち全員が、家族の一員であるかのように感じていたのだ。

 不思議なことに、これがセパンでは最後のグランプリであるにもかかわらず、レースのオーガナイザーはパドックの施設を改修していた。そして19年目にして初めて、メディアセンターにも本格的なコーヒーマシンが設置された。ただ、いかにもマレーシアらしいと思わされたのは、その機械が正常に作動したのは木曜日の一日だけだったことだ。

 しかし、この世界に感傷が入り込む余地はない。過去を振り返ったり、涙を流したりする暇もなく、私は日曜の夜にはクアラルンプールを離れ、東京へと向かった。

■レッドブルドライバーの剣道体験
RedBull

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