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【津川哲夫の私的F1メカ】ロボティックなF1デザインの中でのイタリアン・アート

2017年9月15日

 近ごろのF1マシンのデザインは極めて機械的で、エアロ・ベースで考えらた理論とデータから繰り出されるロボティックなビジュアルに仕上がっている。出来上がりはまるでアニメチックなデザインのようにも見え、来年からのハロシステムに至っては下駄の鼻緒ならまだ色気はあるが、まるで投げ売りバーゲンのビーサンのゴムの鼻緒のようで、F1には興醒めも甚だしい。


 F1マシンからはもう、情緒も芸術観も消え去ってしまったのか・・・なんて思ったいたら、じつは大間違い。F1マシンにはまだまだ素晴らしい芸術性が隠れているのだ。一見、複雑怪奇に見えるF1エアロだが、視線を変えて見ると実にユニークで、まさに芸術的な側面が見えてくる。


 今回紹介したいのは、フェラーリSF70Hのフロントウイングを背後から映したもの。思うにこれは人が造り出し、デザインした芸術ではなく、目に見えない空気の流れが遊ぶ、見事なアートだと思う。


 この曲線、曲面の重なりは白紙の製図用紙に線図で描けるような代物ではなく、3DーCADだからこそのデザインなのだが、ここには設計者の思惑をも超えてしまったような、不思議に艶美な姿に見える。


 これはフェラーリだからこその、まさにイタリアン・アート。


 もちろんF1だから、理由があり、理論があり、膨大な時間をかけた風洞実験があり、CFDが働きまくった結果のデザインなのだが・・・普通の人間では考えることが難しい造形の美。もっともこれを美しいと思う筆者(そしてファンの方)は、もしかしてちょっとだけ異常なのだろうか・・・。



(Tetsuo Tsugawa)


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