最新記事
- タイヤ劣化も大きく、ドライ予想のセッティン...
- ヒュルケンベルグの初表彰台を実現した好判断...
- 【ポイントランキング】2025年F1第12戦イギリ...
- ノリスが母国初優勝。37歳ヒュルケンベルグ、...
- 【順位正式】2025年F1第12戦イギリスGP 決勝
- 「新アップグレードは正しい方向への小さな一...
- 「しっかりまとめられたと思う」「今週末は間...
- F1 Topic:フェルスタッペンのポール獲得を実...
- アタック直前のデプロイ切れに足を引っ張られ...
- 初日苦戦のフェルスタッペン、低ダウンフォー...
- 角田裕毅、パワーロスに見舞われ予選Q2敗退「...
- フェルスタッペンが6戦ぶりのPP獲得。角田裕...
毒舌パドック裏話 F1ベルギー&イタリア編:クビカ、ルノーF1復帰の可能性が潰える
2017年9月12日
ちょっと毒舌なF1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。ベルギー&イタリアGP編です。
-------------------------------
素晴らしい人生を送っているF1ドライバーたちを気の毒に思ったことなど、いまだかつて一度もない。だが、ベルギーのレースファンたちよ、君たちはストフェル・バンドーンがベルギー人であることを知らなかったのか?
XPB Images
スパはマックス・フェルスタッペンではなく、バンドーンのホームグランプリだ。にもかかわらず、観客の大半はストフェルを完全に無視しているかのようだった。
いつかバンドーンが脚光を浴びる日が来るといいと、私は心から思っている。だが、いよいよその日が訪れた時、彼のクルマにはどのエンジンが載っているだろうか。ストフェルはすでにマクラーレンと来季の契約を交わしており、マクラーレンは今年限りでホンダをお払い箱にすることになりそうだ。
今のところ、ホンダとマクラーレンは双方ともに礼儀正しく振る舞い、泥沼の離婚劇にならないように気を使っている。しかし、マクラーレンがルノーのもとへ走り、「ビッグH」はトロロッソに転がり込むとなると、それは単純なケンカ別れにはとどまらない興味深い話になってくる。
実際のところ、日本人とイタリア人なら、もっとうまくやって行けるのではなかろうか。彼らにはラーメンやスパゲッティのような麺類が好きという共通点もあるではないか! そして、もはや誰も隠そうとさえしていないようだが、その先にはこのプランの真の意図がある。つまり、もしホンダのパフォーマンスの改善が著しければ、2019年からはレッドブル・レーシングも日本製エンジンにスイッチするというアイデアだ。
その代償として、レッドブルはトロロッソとルノーの離婚の「慰謝料」代わりに、カルロス・サインツJrを差し出すことを強いられた。ともあれ、移籍を望んでいたサインツJrを含めて、これで当事者の全員がハッピーになれるのなら良しとするべきではなかろうか。
ただ、面白くないのは、現代のおとぎ話の実現を信じていた人たちだ。サインツJrの移籍によって、ロバート・クビカがルノーからF1に復帰する可能性が打ち砕かれてしまった。だが、「ちょっとイイ話」が台無しになったとしても、それは結局F1にとっては良いことなのかもしれない。いまや大勢の若手ドライバーが、脇に控えてグランプリデビューのチャンスを待っているのだから。
この移籍によってできたトロロッソの空席には、おそらくレッドブル・ジュニアのフランス人、ピエール・ガスリーが収まることになる。日本の読者はよくご存知のように、今年ガスリーはスーパーフォーミュラに参戦中で、しかも無限ホンダ・エンジンを積んだマシンをドライブしている。まるで全てが予定されていたかのようではないか!
-------------------------------
素晴らしい人生を送っているF1ドライバーたちを気の毒に思ったことなど、いまだかつて一度もない。だが、ベルギーのレースファンたちよ、君たちはストフェル・バンドーンがベルギー人であることを知らなかったのか?

スパはマックス・フェルスタッペンではなく、バンドーンのホームグランプリだ。にもかかわらず、観客の大半はストフェルを完全に無視しているかのようだった。
いつかバンドーンが脚光を浴びる日が来るといいと、私は心から思っている。だが、いよいよその日が訪れた時、彼のクルマにはどのエンジンが載っているだろうか。ストフェルはすでにマクラーレンと来季の契約を交わしており、マクラーレンは今年限りでホンダをお払い箱にすることになりそうだ。
今のところ、ホンダとマクラーレンは双方ともに礼儀正しく振る舞い、泥沼の離婚劇にならないように気を使っている。しかし、マクラーレンがルノーのもとへ走り、「ビッグH」はトロロッソに転がり込むとなると、それは単純なケンカ別れにはとどまらない興味深い話になってくる。
実際のところ、日本人とイタリア人なら、もっとうまくやって行けるのではなかろうか。彼らにはラーメンやスパゲッティのような麺類が好きという共通点もあるではないか! そして、もはや誰も隠そうとさえしていないようだが、その先にはこのプランの真の意図がある。つまり、もしホンダのパフォーマンスの改善が著しければ、2019年からはレッドブル・レーシングも日本製エンジンにスイッチするというアイデアだ。
その代償として、レッドブルはトロロッソとルノーの離婚の「慰謝料」代わりに、カルロス・サインツJrを差し出すことを強いられた。ともあれ、移籍を望んでいたサインツJrを含めて、これで当事者の全員がハッピーになれるのなら良しとするべきではなかろうか。
ただ、面白くないのは、現代のおとぎ話の実現を信じていた人たちだ。サインツJrの移籍によって、ロバート・クビカがルノーからF1に復帰する可能性が打ち砕かれてしまった。だが、「ちょっとイイ話」が台無しになったとしても、それは結局F1にとっては良いことなのかもしれない。いまや大勢の若手ドライバーが、脇に控えてグランプリデビューのチャンスを待っているのだから。
この移籍によってできたトロロッソの空席には、おそらくレッドブル・ジュニアのフランス人、ピエール・ガスリーが収まることになる。日本の読者はよくご存知のように、今年ガスリーはスーパーフォーミュラに参戦中で、しかも無限ホンダ・エンジンを積んだマシンをドライブしている。まるで全てが予定されていたかのようではないか!
…記事の続きは会員登録後閲覧できます。
※こちらの記事は一般&プレミアム会員専用のコンテンツとなります。
一般+プレミアム会員一括登録
※会員登録後、本文記事が表示されない場合、ページの更新をお試しください。
一般+プレミアム会員一括登録
※会員登録後、本文記事が表示されない場合、ページの更新をお試しください。
関連ニュース
7/4(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
7/5(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
7/6(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


※イギリスGP終了時点
1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

※イギリスGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

