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2018年は4月開催のF1アゼルバイジャンGP、2019年は6月開催での調整を求める

2017年7月3日

 2018年シーズンのF1アゼルバイジャンGPは4月に開催されることが決定しているが、オーガナイザーは2019年シーズンの開催時期を6月に戻したいと考えている。


 来季のアゼルバイジャンGP開催時期が変わったのはオーガナイザーの要望によるものであり、アゼルバイジャン民主共和国の建国100周年記念祭典とのバッティングを避けるためだった。


 アゼルバイジャンGPの日程が変わったことにともない、ロシアGPもシーズン後半の開催に変更。これにより、ロシアで行われるサッカーW杯とのバッティングも回避することができた。


 アゼルバイジャンGPの主催者であるアリフ・ラヒモフは先週、英AUTOSPORTに対し以下のように述べている。


「(来季の開催時期を)早めるように要望を出していた。来年6月に行われる建国100周年の祭典で広場を使いたいからだ。かといって7月からのヨーロッパラウンドは日程が混み合っているので、そこに我々を組み入れる余地はない」


「2019年シーズンは6月の開催に戻したいと思っている。(6月の開催に)満足しているし、総合的に見て6月は我々にとってもいい時期だ。その時期のほうが、おそらく天候に恵まれる。日向にいると暑いが、日陰に入ると問題ないくらいの気候になる」


 しかし来季はシーズン序盤の開催になるため、アゼルバイジャンGPは気温が15度前後になる見込みだ。4月のアゼルバイジャンは「凍えるほどの寒さではないが、Tシャツでいられる気温でもない」とラヒモフは言う。


 ラヒモフは2019年の開幕戦と最終戦の日程を変えることが、唯一の対応策になるのではないかと考えている。


「カレンダーがどうなるかはわからないが、開幕戦を3月の早い時期にすることもできるかもしれない。いまのカレンダーでは厳しいだろう」


 アゼルバイジャンGPの観客数は初開催の前年に比べて30%増加しており、今季のレース展開が波乱に満ちたものだったことから、来季もさらに増えることが期待される。


 ラヒモフは「我々がエンターテイメントを提供し、すべてがうまくいっていれば、日程の変更は観客数に影響しないと考えている」と述べた。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(Translation:Akane Kofuji)


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