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格上の車に果敢に挑んだアロンソに称賛、「自らすべてを台無しにした」ベッテルに酷評:英誌評価 F1バクー編
2017年6月30日
英AUTOSPORTが2017年F1第8戦アゼルバイジャンGPを戦った全ドライバーを10点満点で評価、今回の最高点9点が3人に与えられた。
この企画は英AUTOSPORTが数年前から行っているもので、各グランプリにおいてすべてのドライバーに関して主に予選と決勝のパフォーマンスを評価し、さまざまなソースから得た情報を加味して採点する。
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■不運で勝利を逃したハミルトン、「進化を遂げつつある」ストロールに高評価
9点と評価されたのは、ルイス・ハミルトン、ランス・ストロール、ケビン・マグヌッセンだった。
メルセデスのハミルトンはポールポジションからレースをリードしていたが、ヘッドレストが緩むトラブルにより緊急ピットインを行わなければならず、5位という結果に終わった。
「メルセデスは金曜にサスペンションのセットアップに問題を抱えていたが、うまく立て直し、ハミルトンは予選でとてつもないパフォーマンスを見せつけた。ニキ・ラウダは、ハミルトン以外には走れないラップだったと称賛している」と短評には記されている。
「ハミルトンはレースをコントロールし、セバスチャン・ベッテルに2度ヒットされた後でもトップを維持していたが、ヘッドレストが緩むというトラブルが発生、これによって勝利を失った。インラップが遅かったために、ペナルティを受けたベッテルの後ろに下がってしまったこと以外は、彼には何のミスもなかった」
ウイリアムズのストロールは8番グリッドから3位でフィニッシュ、F1で初の表彰台を獲得した。
「ストロールは今、ドライバーとして変化を遂げつつあるようだ。カナダで初入賞を果たしたことで自信が増し、2014年型ウイリアムズでプライベートテストを行って、セットアップの方向性について改善することができた」
「ストロールはフリープラクティスから好調で、予選では僅差ながら、初めてフェリペ・マッサを破り、決勝では落ち着いた走りで初のポディウムフィニッシュを成し遂げた。彼にとってここまでのベストレースといっていいだろう」
ハースのマグヌッセンは、12番グリッドからスタートし、7位を獲得した。
「長引くハースのブレーキ問題に、マグヌッセンはロマン・グロージャンよりうまく対処しており、チームにとって厳しい週末に素晴らし走りを見せた」
「予選では望み得る最高のポジションをつかみ、決勝ではトラブルに巻き込まれることなく、しっかり走り続けた」
「一時は3位に浮上したが、表彰台のポジションを維持するのは無理なことだった。状況を考えれば7位は可能ななかで最高のリザルトだったといえるだろう」
■「ベッテルは自らの行動で勝利を失い、自分の品位にも傷をつけた」
今回最低点の4点を与えられたのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。ベッテルは4番グリッドからレース前半は2位を走ったが、セーフティカー先導時にハミルトンに接触、ペナルティを受けたことで、最終的に4位となった。
「フェラーリは通常ピレリタイヤを見事に機能させているが、今回はうまくいかず、ベッテルは予選4位にとどまった」
「ベッテルは予選後、言い訳は嫌いだと言った。決勝で彼がしたことには弁解の余地はない。メルセデスの動きを誤解してしまったことは理解できるが、ハミルトンのリスタートでの動きに対して過剰に怒りを示したその態度で、品位が損なわれ、勝利も失う結果となった。せっかくのいい走りが完全に台無しになった」
■マクラーレン・ホンダ:5位を守り切る力がマシンになかった
フェルナンド・アロンソは19番グリッドからスタートし、9位でフィニッシュ、チームにとって今シーズン初入賞を成し遂げ、8点の評価を与えられた。
「金曜プラクティスで試したホンダの新しい“スペック3”は予選では使わなかったものの、それでもあと一歩でQ2に進出というところまでいった。しかし多数のグリッドペナルティを受けることが決まっていたので、彼にとって予選順位は意味のないものだった」
「自分よりも速いマシンと勇敢に戦い、運の助けを借りながら、一時は5位まで順位を上げた。しかし結局、マシンはそのレベルなりの位置へとポジションを下げていった」
ストフェル・バンドーンは18番グリッドから12位完走を果たした。評価は6点だった。
「バンドーンは、Q1最初のランではアロンソにかなり近いところまでいったが、結局は今回も大差で敗れた」
「レース序盤はアロンソの前を走っていたが、早めのピットストップを行い、順位を下げた。その後も、10位入賞を狙える位置を走ったものの、タイヤにフラットスポットを作って予定外のピットストップを行わなければならなかった。終盤、ザウバー勢を追ったが、結局は届かなかった」
■2017年第8戦アゼルバイジャンGPの各ドライバーの点数は
英AUTOSPORTによる2017年第8戦アゼルバイジャンGPでの各ドライバーの点数は以下のとおり(10点満点)。
■メルセデス
ルイス・ハミルトン:9点
バルテリ・ボッタス:8点
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド:8点
マックス・フェルスタッペン:8点
■フェラーリ
セバスチャン・ベッテル:4点
キミ・ライコネン:7点
■フォース・インディア
セルジオ・ペレス:7点
エステバン・オコン:7点
■ウイリアムズ
フェリペ・マッサ:8点
ランス・ストロール:9点
■マクラーレン
フェルナンド・アロンソ:8点
ストフェル・バンドーン:6点
■トロロッソ
カルロス・サインツJr.:6点
ダニール・クビアト:8点
■ハース
ロマン・グロージャン:5点
ケビン・マグヌッセン:9点
■ルノー
ニコ・ヒュルケンベルグ:6点
ジョリオン・パーマー:‐点(トラブル多発のため評価せず)
■ザウバー
マーカス・エリクソン:7点
パスカル・ウェーレイン:8点
(AUTOSPORTweb)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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9/20(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/21(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |