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「F1セーフティカー後のリスタートは極めて危険」。ドライバーが対策を望む

2017年6月29日

 F1アゼルバイジャンGPでは、セーフティカー後のリスタート時に「危険な状況」が生じていたとして、トロロッソのカルロス・サインツJr.は改善を求めている。


 アゼルバイジャンGPは、衝突やその際に飛び散ったデブリのせいで、3回のセーフティカーによるリスタートと1回の赤旗が発動され、長い時間中断されることになった。


 アゼルバイジャンGPを8位でフィニッシュしたサインツJr.は、リスタート時にトップグループのマシンが一貫性のないペースでスタート/フィニッシュラインに近づくため、隊列が混乱するという危険な状況になっていたと語った。


「それが僕にとってこのレースで一番危険な場面だった」とサインツJr.は語った。


「トップ集団のドライバーたちは、セーフティカーラインを超えてスタートするのに備えながら、速く走ったり遅く走ったりしていた」


「彼らがペースを速めたり遅くしたりしている時、後方集団にいる僕らは、まだコーナーを走っているし、ウォールがあって前方の様子が見通せない」


「だから僕たちが全開で行こうと6速や7速にギヤを入れた途端、彼らがブレーキをかけるということもある」


「個人的には少々危険な面があったと思う。来年はトップ集団がプッシュしなければならないタイミングについて改めて検討すべきだ」


 メルセデスのルイス・ハミルトンは3回のリスタートすべてにおいて先頭を走り、集団をリードしていた。


 一度目のリスタートで、ハミルトンは左に曲がるターン16の立ち上がりで早めに加速し、最初のセーフティカーラインの前に危うくセーフティカーを抜いてしまうところだったと、チームから警告された。これはペナルティの対象となる。


 そのため、ハミルトンは2回目と3回目のリスタートでは加速するタイミングを遅らせ、ターン17から20までの全開セクションで急激に加速した。


「先頭を走るドライバーがターン16の前からリスタートして、ターン16からは全開でいくというように、規則で定めるべきだと思う。リーダーがターン16からレースをするというように決めるんだ」とサインツJr.は語った。ただしこの問題はまだドライバーズブリーフィングで議題になってはいないということだ。


「スローに走って、ブレーキングして、加速してということをずっと繰り返すようなことはやめなければ。あれほど長いストレートでプッシュしようとしているドライバーがいるところで、突然アップシフトしたりブレーキをかけたりなんてことはね」


「でも、もし僕が先頭を走っていたら、おそらく同じことをしていたと思う」
「トップを走っていたドライバーは全く悪くない」


「みな、最大のスリップストリームを与えないために同じことをやっただろうと思う」


「もう少し皆が注意深くなって事故を防ぐためにはルールを作るべきだ」


「ルールを作らずにこのままにしていたら、いろいろなことが起こってしまうだろう」  



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


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