F速

  • 会員登録
  • ログイン

ホンダF1、今季抱える新たな問題点を明かす「ファクトリーでの進歩をコース上で再現できない」

2017年6月14日

 ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、ファクトリーでのベンチテストではパワーユニットに信頼性の向上が見られても、実際のコース上でそれを再現できず、その理由が判明していないと示唆、2017年に新たな問題を抱えていることを明かした。


 信頼性とパフォーマンス向上に取り組むホンダは、パワーユニットの大規模なアップグレードのための作業を行っているものの、マクラーレンが期待していたカナダGPにはこれを導入しなかった。さらなるテストと開発作業を行い、万全を期して投入したいと考えたためだ。


 長谷川総責任者は、今シーズン、ファクトリーでのテストでは信頼性に進歩が見られているにもかかわらず、コース上で実際に走行した時にそれを再現できずにおり、それが今年の新たな問題点になっていると語った。


「ダイナモでいいコンディションを作り出すことができずにいます」と長谷川氏は英AUTOSPORTに対して語った。


「ダイナモで、コース上と同じコンディションを作り出す必要があります」


「昨年は、ダイナモ上でエンジンの信頼性を証明することができました。今はダイナモテストとサーキット走行の間に、なぜ違いがあるのかを理解する必要があります。それは簡単ではありません」


「精度を向上させなければなりません」


 カナダGPでは、フェルナンド・アロンソが10位走行中にパワーユニットのトラブルでマシンをとめざるを得ず、マクラーレンは今季初入賞のチャンスを逃した。

2017年F1第7戦カナダGP フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)、10位フィニッシュ目前にしてリタイア
2017年F1第7戦カナダGP フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)、10位フィニッシュ目前にしてリタイア

 金曜にはストフェル・バンドーンのマシンに再びMGU-Hのトラブルが発生、過去に使用したものに交換された。


「対策パーツはありますが、カナダでは使用しませんでした。これを使うとペナルティを受けることになるからです」と長谷川総責任者。


「対策に自信を持てるようであれば、どこかのサーキットを戦略的に選んで導入するかもしれません」


「コース上で故障してペナルティを受けるということは避けたいと思っています」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

4/11(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
4/12(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
4/13(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位ランド・ノリス77
2位オスカー・ピアストリ74
3位マックス・フェルスタッペン69
4位ジョージ・ラッセル63
5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第4戦バーレーンGP 4/13
第5戦サウジアラビアGP 4/20
第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年4月号 Vol.2 開幕直前号