F速

  • 会員登録
  • ログイン

フェラーリの“都合のいい1ー2”は「故意ではなく偶然」とメルセデスが弁護

2017年5月31日

 メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、宿敵フェラーリがモナコGPにおいて、キミ・ライコネンではなくセバスチャン・ベッテルを優勝させるように操作したのではないかという憶測を退けた。


 ベッテルもライコネンもモナコ決勝をタイヤ交換1回のみで走り切った。レース前半はライコネンがリードしたものの、唯一のピットストップをライコネンより5周遅く行ったベッテルは、コースに復帰した時にはトップに立つことになった。


 ベッテルは、フェラーリが彼のタイトル獲得の可能性を高めるためにマシンの順番を入れ替える戦略を仕掛けたのではないかという見方を否定したが、ルイス・ハミルトンはフェラーリがタイトル争いにおいてベッテルをナンバーワンドライバーに選んだことは「明白だ」と示唆した。


 フェラーリの戦略への見解を求められたウォルフは次のように答えた。「タイヤのパフォーマンスがどうなるのか不確定だった」


「フェラーリはどちらかを先にピットストップさせてスーパーソフトを履かせなければならなかった」


「そして、それがどんな結果をもたらしたのかというと、(先にピットストップを行ったキミが装着した)スーパーソフトには十分な速さはなく、セバスチャンは使い古しのウルトラソフトでも何周か素晴らしいラップを刻むことができた。それがキミの前に出る好機となったのだ」


久々のポールを獲得し、レース序盤をリードしたライコネンだったがピットストップで明暗が分かれた
久々のポールを獲得し、レース序盤をリードしたライコネンだったがピットストップで明暗が分かれた

「彼らがその結末を予測していたとは思わない」


「チームにとってもドライバーズランキングにとっても、望ましい結果になった。しかし私はそれが操作されたとは思わない」


 フェラーリはモナコで1−2フィニッシュを決めたことで、コンストラクターズ選手権でメルセデスに17ポイントの差をつけた。


 ウォルフはフェラーリを祝福し、ハミルトンとニコ・ロズベルグでチャンピオンシップを席巻していた時にメルセデスは戦略についての質問を受けてきたが、今はフェラーリがその質問に答えなければならなくなったと冗談を言った。


「我々はかつて、1−2フィニッシュを達成すると、なぜ都合のいい方のドライバーが勝ったのかを説明しなければならなかった。今や彼ら(フェラーリ)がその立場になったというわけだ」とウォルフ。


「まず第一に、彼らは勝利に値する。最速のマシンを持っていたのだから」


「チームの結果として1−2フィニッシュは素晴らしい。我々サイドからお祝いの言葉を送ろう。彼らを称賛するべきだ」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

4/11(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
4/12(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
4/13(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位ランド・ノリス77
2位オスカー・ピアストリ74
3位マックス・フェルスタッペン69
4位ジョージ・ラッセル63
5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第4戦バーレーンGP 4/13
第5戦サウジアラビアGP 4/20
第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年4月号 Vol.2 開幕直前号