F速

  • 会員登録
  • ログイン



【レースの焦点】長い冬を乗り越え、ついに訪れた春の日差し/F1第4戦ロシアGP

2017年5月2日

長い冬を乗り越え、ついに訪れた春の日差し
“自らの週末”を冷静に築き上げたボッタスが初優勝


「One more step to go」──もう1段上を目指そう。2014年のイギリスGP、キャリアベストの2位でチェッカーフラッグを受けた直後、バルテリ・ボッタスはこんな無線をチームに送っていた。メルセデス・パワーユニットの力を得て好調だったシーズン、ワークスチームには敵わなくても、いくらかの幸運が働けば、チャンスは指先に触れるところにあると感じていた。

 以来、何度も表彰台ゴールを飾りながら、勝利をつかみ取ることは叶わなかった。マシンの性能は伸び悩み、シーズンを重ねるにつれて表彰台に上がる機会も減っていった。

「ちょっと時間がかかっちゃったね。80戦以上も」

 ロシアGPで初勝利を実現した時、ボッタスが最初に口にした言葉。でも、待っていた時間は無駄ではなかった。ここまで努力を続けてきて、たくさんのことを学んだ。

「フィンランド人ドライバーが強いのは、凍った路面に慣れているからじゃない」と言ったのは、ミカ・ハッキネン。
「長い冬を過ごしながらも、いつか春の日差しがやって来ることを、僕らが知っているからだよ」

 ボッタスは「下り坂の先には必ず上り坂がある」と表現した。「困難な経験が、自分を強くしてくれる」とも。

 メルセデスに移籍した今シーズン。フェラーリとの戦いは熾烈で、メルセデスは昨年までのように自在にレースを操ることができなくなっていた。予選ではエクストラパワーを使ってタイムを記録しても、レースではタイヤに悩みを抱えてフェラーリに先行されてしまう。

 バーレーンGPでは初めてのポールポジションからスタートしながら、チームによる内圧設定のミスによってペースを維持することができなかった。2セット目のスーパーソフトに履き替えてからも、理想のバランスは得られなかった。チームはルイス・ハミルトンの提案を受け入れてふたりのポジションを交替させ、セバスチャン・ベッテルへの攻撃をハミルトンに委ねた……。



レース

9/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イタリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ324
2位ランド・ノリス293
3位マックス・フェルスタッペン230
4位ジョージ・ラッセル194
5位シャルル・ルクレール163
6位ルイス・ハミルトン117
7位アレクサンダー・アルボン70
8位アンドレア・キミ・アントネッリ66
9位アイザック・ハジャー38
10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

チームランキング

※イタリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム617
2位スクーデリア・フェラーリHP280
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム260
4位オラクル・レッドブル・レーシング239
5位ウイリアムズ・レーシング86
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー55
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第16戦イタリアGP 9/7
第17戦アゼルバイジャンGP 9/21
第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号