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フェラーリF1のベッテルが最後の走行。速さと距離でトップもメルセデスを恐れる
2017年3月10日
第2回バルセロナテスト3日目にフェラーリのセバスチャン・ベッテルが冬季テストでの最後の走行を行い、7日間におけるトップタイムを記録した。しかしベッテルは今の段階ではタイムは何の意味も持たないとして、メルセデスが相変わらず脅威であるとの考えを示した。
ベッテルは午前中にウルトラソフトタイヤで1分19秒024をマーク、前日メルセデスのバルテリ・ボッタスが記録したタイムを更新し、プレシーズンテスト全体のトップとなった。一日を通してベッテルはレースシミュレーションを集中的に行い、周回数でも全ドライバー中最多の156周を走り切っている。
「重要なのはたくさんの周回を走り切ったことだ。そういう意味で、去年の今ごろよりも、準備をうまく整えることができたと感じる」とベッテル。
「今の段階ではラップタイムは何の意味もない。自分たちのプログラムに従って作業し、進歩してきた。でもまだ改善の余地はある」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、今の段階ではフェラーリのマシンが最速に思えると述べているが、ベッテルは慎重な見方を示した。
「F1の特性が変わったことで、マシンが去年よりずっとよくなっている。今のところ、物事はうまくいっていると思う。でもまだ今年は始まったばかりだ」とベッテルは言う。
「メルセデスは大量に走りこんでいる。過去を振り返ると、彼らはテストでどれだけ遅くても、実際にレースになると大きく改善して上がってくる。それは間違いない」
「ロングランペースを見ると、彼らはすごく速い。彼らこそ、皆の挑戦を受けるべき存在だ」
「自分たちに関して言うと、今の段階ではどの位置にいようと気にしない。大事なのは、成長し、努力していくことだ。もっと向上する必要がある」
「だからこそ、今は他のことに気をとられずに、集中することが重要なんだ」
ベッテルは速いラップの最終セクターでペースを落としているようにも見えたが、手の内を隠すために故意にそうしたのかと聞かれ、「必ずしも故意とはいえない」と答えた。
「プログラムに従って走っていた。速く走るときもあれば、少しペースを抑えることもある」
「今朝は、これまでのテストデーより速く走ろうとしていた。1回のラップタイムだけ見ても意味はない。それ以上のことを見ていく必要があるのだし、そういう意味で僕らにはまだやるべきことがある」
(AUTOSPORTweb)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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