最新記事
小松礼雄コラム2017 LAP1:“ガンダム世代が喜ぶ”新規定マシンへの期待と、限られたリソースで開発することの難しさ
2017年2月26日
ハースF1チームのチーフエンジニアとして2年目のシーズンを迎える小松礼雄氏。ニューマシンの発表と合同テストに向け、チームとともにフル稼働で準備を進める小松エンジニアが2017年のF1マシンと、ハースの今シーズンの目標について語る。F1速報サイトでしか読めない、完全オリジナルコラムをお届けします。
---------------------------------
限られたリソースのなかで開発中のニューマシン。2年目のシーズンを迎えるハースがいまやるべきこと
みなさんお久しぶりです。小松礼雄です。今シーズンもF1速報webのコラムを通じ、読者のみなさんにレースの裏側や、僕たちの戦いをお伝えできればと思っています。よろしくお願いします。
さて、多くの話題を呼んでいるF1の新レギュレーション導入ですが、これによりクルマが速くなるのは間違いないとはいえ、それが何秒速くなるかはチームのシミュレーションによってバラつきがあるのが現状です。というのも、ミュールカー(テスト用マシン。17年規定を想定し、旧型マシンをベースに制作された)でメルセデス、レッドブル、フェラーリの3チームがタイヤテストをしていましたが、そのクルマは17年仕様よりダウンフォース量が少なく、決して良いコンディションでテストができたわけではないため、実際のタイヤの性能が見えておらず、チームによってシミュレーション結果にバラつきが生じるわけです。
もちろん、3チームだけがタイヤテストを行ない、余分にデータを持っているということは、他のチームにとってはディスアドバンテージになりますが、それを不公平だと指摘される謂れはないと思っています。そもそも、17年型のクルマと並行してミュールカーを制作できる余裕は全チームにはないですからね。そして、その3チームは資金も人も費やしてピレリに協力しているため、得られたデータを他チームと共有しないという姿勢も当然でしょう。F1の世界は民主主義ではないですから。
---------------------------------
限られたリソースのなかで開発中のニューマシン。2年目のシーズンを迎えるハースがいまやるべきこと
みなさんお久しぶりです。小松礼雄です。今シーズンもF1速報webのコラムを通じ、読者のみなさんにレースの裏側や、僕たちの戦いをお伝えできればと思っています。よろしくお願いします。
さて、多くの話題を呼んでいるF1の新レギュレーション導入ですが、これによりクルマが速くなるのは間違いないとはいえ、それが何秒速くなるかはチームのシミュレーションによってバラつきがあるのが現状です。というのも、ミュールカー(テスト用マシン。17年規定を想定し、旧型マシンをベースに制作された)でメルセデス、レッドブル、フェラーリの3チームがタイヤテストをしていましたが、そのクルマは17年仕様よりダウンフォース量が少なく、決して良いコンディションでテストができたわけではないため、実際のタイヤの性能が見えておらず、チームによってシミュレーション結果にバラつきが生じるわけです。
もちろん、3チームだけがタイヤテストを行ない、余分にデータを持っているということは、他のチームにとってはディスアドバンテージになりますが、それを不公平だと指摘される謂れはないと思っています。そもそも、17年型のクルマと並行してミュールカーを制作できる余裕は全チームにはないですからね。そして、その3チームは資金も人も費やしてピレリに協力しているため、得られたデータを他チームと共有しないという姿勢も当然でしょう。F1の世界は民主主義ではないですから。
…記事の続きは会員登録後閲覧できます。
※こちらの記事は一般&プレミアム会員専用のコンテンツとなります。
一般+プレミアム会員一括登録
※会員登録後、本文記事が表示されない場合、ページの更新をお試しください。
一般+プレミアム会員一括登録
※会員登録後、本文記事が表示されない場合、ページの更新をお試しください。
関連ニュース
4/11(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
4/12(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
4/13(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


※バーレーンGP終了時点
1位 | ランド・ノリス | 77 |
2位 | オスカー・ピアストリ | 74 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 69 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
5位 | シャルル・ルクレール | 32 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 25 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

※バーレーンGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 151 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 93 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 71 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 57 |
5位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
6位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

