F速

  • 会員登録
  • ログイン

「トラブル続きの幕開けが1年を台無しにした」ルノーF1幹部が語る2015年の苦悩

2016年12月28日

 ルノーのエンジン部門を率いるレミ・タフィンは、2015年シーズンの初めにチームが“大ダメージ”を被ったものの、そこから回復して現在は正しい方向に向かいつつあると語った。 


 ルノーは2014年末から2015年の初めにかけて、メルセデスやフェラーリに追いつくため、ハードウェア面などを中心にパワーユニットに全面的な変更を実施した。


 しかし、カスタマーチームのレッドブルはシーズン前テストや序盤のレースでドライバビリティに苦しみ、タフィンがかつて認めたようにルノーはその問題を特定するのにあまりにも多くの時間を費やしてしまった。


 パフォーマンスと信頼性が低下するにつれてレッドブルとの関係性が張り詰めていった一方で、ルノーはF1での将来を検討していた。


「2015年シーズンの初めには大打撃を受けた」タフィンはそう語った。


「すべてが止まってしまったんだ」


「技術的にも難しかったし、政治的にも難しかった」


「(ルノーが)チームを買うかどうかなんて分からなかったし、カスタマーに供給するかどうかも分からなかったんだ」


「すべてをひとつの要素に集約すると、全員にとって困難なものになった」


「15年の後半にはなんとか持ち直して、再びよい仕事ができることを示したのだ」


 事態が好転した後、2016年にはレッドブルが2勝を挙げたものの、苦境に陥っていたときのルノーは方向性を見失っていたとタフィンは語った。


「人を変えたわけではない。チームにはまだ適切で素晴らしい人たちがいる。ただ単に組織の問題だったんだ。そこで負けていたんだよ」


「ある時期に最適な技術を見つけられなかったんだ。最終的には問題を解決できたのだが、そこで1年を無駄にしてしまったね」

レミ・タフィンとレッドブル顧問のヘルムート・マルコ
レミ・タフィンとレッドブル顧問のヘルムート・マルコ

「2016年が去年の状態であるべきだったね」


 グループを再編成し、組織を再構築した結果、タフィンはルノーが将来どんな潜在的トラブルに遭遇しようとも対応可能になったと感じている。


「パワーユニットのいくつかの領域で、ファクトリーで行っていることをトラック上でも確かに再現するために手順を踏んだんだ」


「2016年はひとつかふたつサプライズがあったと言ってもいいと思う」


「これは通常のことだが、少なくとも反応することができ、準備ができていたんだ」


「あらゆることを有効にする必要があるだけでなく、間違った方向に進んだり期待とは異なった方向に進んだりしたときのために解決策を持っておくことが必要だ」  



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています


レース

7/4(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/5(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/6(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イギリスGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ234
2位ランド・ノリス226
3位マックス・フェルスタッペン165
4位ジョージ・ラッセル147
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン103
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン46
9位ニコ・ヒュルケンベルグ37
10位エステバン・オコン23

チームランキング

※イギリスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム460
2位スクーデリア・フェラーリHP222
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム210
4位オラクル・レッドブル・レーシング172
5位ウイリアムズ・レーシング59
6位ステークF1チーム・キック・ザウバー41
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム36
9位マネーグラム・ハースF1チーム29
10位BWTアルピーヌF1チーム19

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
第16戦イタリアGP 9/7
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号