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マクラーレンのCEOカピートが早くも離脱へ。ロン・デニス解任の影響か
2016年12月20日
マクラーレン・レーシングのCEO、ヨースト・カピートがチームを離脱することになりそうだ。カピートはマクラーレンでの新業務を9月にスタートしたばかりだった。
カピートは現在もマクラーレンの従業員だが、すでに日々の業務は行っていない。
2016年1月にフォルクスワーゲン・グループのモータースポーツディレクターを務めるカピートがマクラーレンと契約したことが発表され、9月に彼はチームに加入した。
しかしカピートを起用したのは当時グループの会長およびCEOを務めたロン・デニスであり、デニスはその後、2017年1月15日までの契約がありながらその職を奪われ、ガーデニング休暇に入った。その影響でカピートのポジションは確実ではないとの見方が出てきていた。
カピートはフォルクスワーゲンをドライバーズおよびコンストラクターズ選手権において4年連続チャンピオンに導くなど、モータースポーツにおいて輝かしい経歴を持っているものの、レーシングディレクターであるエリック・ブーリエとの職務の住み分けができるのかという疑問も生じていた。
英AUTOSPORTの取材に対し、マクラーレンはノーコメントの姿勢を貫いている。
一方でマクラーレン・テクノロジー・グループの役員を務めたエクレム・サミがそのポジションから11月29日で離れたことも分かっている。
サミは、プロジェクト4レーシング時代にはデニスの個人アシスタントを務め、それ以来、デニスの側近として40年近く貢献した。サミはマクラーレンの商業面を取り仕切り、多数の長期スポンサーシップを管理してきた。
サミの後任は、ロンドンの法律事務所ウィザーズのパートナー、ジョン・リッチェズが務めている。ただしサミは今もマクラーレン・マーケティングのマネジングディレクターのポジションは維持しているとみられる。
リッチェズは、資産管理のエキスパートであり、インダストリアル・アワードを受賞した経験を持つ、この分野では有数の人材であると、彼が所属する法律事務所は紹介している。
マクラーレンは、デニスの解任の後、商業面で実績のあるザック・ブラウンを新たにエグゼクティブディレクターとして起用した。
(AUTOSPORTweb)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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