ブラジルGPで9位に入賞したフェリペ・ナッセは、まるで初表彰台を獲得したドライバーかのように、涙を流して喜んでいた。それは、9位になって獲得した2点は、ナッセの来年を左右するポイントとなったからである。

　コンストラクターズポイントで2点となったザウバーは、オーストリアGPで10位入賞して1点を獲得していたマノーを逆転して、コンストラクターズ選手権で10位に浮上した。これにより、コンストラクターズ選手権10位に与えられる分配金である1500万ドル（16億3300万円）を獲得する可能性が高くなった。つまり、その分ペイドライバーから持参金に頼らなくてもよくなったわけである。

…記事の続きは会員登録後閲覧できます。