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F1マレーシアGP決勝直前情報:新品のソフトタイヤを残したリカルドに注目

2016年10月2日

 イタリアGP以来、2戦ぶりにポールポジションを獲得したルイス・ハミルトン。ただし、そのイタリアGPではスタートで大きく出遅れ、優勝を逃している。予選後の会見で、その件を尋ねられたハミルトンは「スタートに関しては、前回のシンガポールGPでは問題なかったから、日曜日もうまくことを願っている」と回答。


 さらに「ポールポジションを獲ったラップでも1コーナーでミスしていたんだから、ミスがなければ、もっとギャップは広がっていた。それくらい、今週末のマシンの仕上がりには満足している」と、夏休み前のドイツGP以来の勝利を目指す。


 シンガポールGPで優勝し、再びチャンピオンシップのリーダーとなったニコ・ロズベルグも、優勝の望みは捨てていない。「今年はポールポジション以外からも何度か優勝しているし、ここセパンはオーバーテイクできるサーキット。今日(土曜日)はルイスの日だったけど、明日(日曜日)はわからない」(ロズベルグ)


 優勝を目指しているのは、メルセデスAMG勢だけではない。2列目4番手からスタートするレッドブルのダニエル・リカルドは、タイヤが鍵になるかもしれないという。
「Q1をミディアムだけで乗り切ったおかげで、新品のソフトを1セット残すことができ、レースの戦略が広がった」


 上位陣の残っているニュータイヤのセット数は次の通り。


1位 ハミルトン ハード(2セット)+ミディアム(1セット)
2位 ロズベルグ ハード(1セット)+ミディアム(1セット)
3位 フェルスタッペン ハード(1セット)
4位 リカルド ハード(2セット)+ソフト(1セット)
5位 ベッテル ハード(1セット)
6位 ライコネン ハード(1セット)


 ただし、メルセデスAMGのトト・ウォルフ(エグゼクティブディレクター/ビジネス)は「日曜日のコンディションは土曜日までと少し異なりそうなので、それによってタイヤ戦略が変わってくるかもしれない」と語っている。


 なお、予報では日曜日の天気は曇りで、午後に雨が降る確率が25%あるという。つまり、路面温度は若干低くなる可能性があり、「2ストップがメインの作戦となるだろう」(リカルド)と予想される。したがって、昨年2ストップを選択して、3ストップのメルセデスAMGを出し抜いたフェラーリとベッテルの作戦は通用しなくなる。


 またマレーシアGPの初日のセッション終了後に脱水症状とめまいを訴えたフェルスタッペンはすでに回復し、土曜日の予選では3番手を獲得した。「僕らはロングランのペースは良かったから、戦略を工夫してメルセデスAMGにプレッシャーをかけられたらいいね。手が届かない存在だとは思っていない」と語っている。


 土曜日の時点での降格ペナルティは、パワーユニットを交換したアロンソだけ。45番手降格ということで、日曜日のレースは最後尾からのスタートが予定されている。



(Text : Masahiro Owari)


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